【赤羽業】隣の席の人に話しかけられました

3話 ページ4

昼休み


やっと授業終わったー

数学の時間はまた起きれなかった
休み時間だけど殺せんせーの所言って三平方の定理のこと聞きにいこうとしよう


まあ、休み時間は読書か殺せんせーの所を行くしかやることがない


我ながら悲しすぎる学園ライフ


殺せんせーはいつもお昼ごはんを食べに違う国に行くけどそろそろ帰ってくる頃だと思う


さて、いきますか。

椅子から立ち上がり教室を見渡す



そういえば赤羽くんにお礼を言えてなかった


まあ、話しかけてもらわないと話す勇気すらないんですけども


『(潮田くんと仲良いのかな)』


潮田くんと赤羽くんが二人で話してる



潮田くんに後で赤羽くんの好きな物聞こうかな
お礼にそれを買ってこよう


いや話しかけれる気がしねえ




校舎裏




『殺せんせー』


殺せんせーはいつも校舎裏でくつろいでいる


「にゅ？おや、Aさん」

休み時間になったら私が毎回ここにくるのが殺せんせーの日課みたいになっている、と勝手に決めつけてる。


殺せんせー相手には緊張しないで話せるのにな


『えっと、数学の時間起きれなかったんで三平方の定理教えてもらっていいですか？』



「勿論です、そういえばAさん。今日はクラスの人と話せましたか？」



にやにやとこちらを見てくる。知ってる癖に



『うん、なんか赤羽くんが話しかけてきてくれたんだよねw』


「楽しそうにしてたじゃないですか、教科書も見せてもらってましたしねえw」


ヌルフフと嬉しそうに触手をうならせる
つか、教科書忘れてるのバレてるし


『お礼したいんだけど中々勇気でなくて』


「大丈夫ですよ。私と話してる時のようにリラックスして話せばいいのです。」


『それが出来たらとっくに話しかけるってのー、殺せんせーの分からずや！』


「にゅや！？Aさん！？先生は分からずやではありません！！」


『人の気持ちが分かるやつ月壊すかな！？！？』


キーンコーンカーンコーン


『.....後で教えてね殺せんせー』


「....はい、次の体育遅れないように」

結局教えてもらえないんかい！！！


あ




『赤羽くんの好きな食べ物とか知ってる？』



潮田くんと話せる気しないし、ましては本人になんて聞けないし




「カルマくんのですか？彼はよくいちご煮オレを飲んでいますよ」


へー、甘いの好きなのかな

『そうなんだ、ありがと殺せんせー』









三平方の定理より彼のことを少し知ったことが嬉しいなんて思ったり

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