埼 京 線 大 革 命 【赤羽駅】

革命9 アカバネ≒ヴァンパイア ページ10

翌日。
やはり赤羽の町は平和だった。

ふと、上にヘリコプターが飛んできた。

「赤羽に飛ばしなさい」
「あ、赤羽にですか？」
「そうよ…東京都北区赤羽よ！」

漏れ聞こえる会話。




街頭は、アンケートをしていた。

「赤羽は、あなたにとってどんな場所ですか？」というお題の、自由回答だ。

「良いとこでーす！」

「いやー赤羽はいいところ！最高だよ赤羽は！赤羽様々だよ！赤羽ラブ！」

「赤羽ってー、赤羽様の印象しかないんだよねー」

「今日は日帰りだけど、また来ようかなー」

…などの回答があった。
赤羽在住の都市伝説こと赤羽様である私としては、この町を好きな人が多いことは嬉しいことだ。
ただ…それは至極当たり前のことだが…赤羽が嫌いな人も、いた。


「…な、何て言ったのかしら？そこの愚民」←
「もう一度お聞きします。赤羽は、あなたにとってどんな場所ですか？」
「はあ？赤羽…？嫌いに決まってんじゃないのよ。いいとこ所属路線だけでしょう？…あんな町を好きになるとか、ありえないわ！」

ヘリコプターから降りた少女は。

そんな。

とんでもないことを。

言った。

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赤い羽根

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