第二十七話〜あれは痛いらしい〜 ページ28
考えてても仕方ねえ!!!
透「おい!!!!」
そう叫びながら変態の股間を蹴り上げサツキの手を引き走り出す...
つもりだったのだが、
「いぎゃあああああああああああああ」蹴
露「ごふっ。」
サツキが変態の股間を蹴り上げKOさせてた...。
うん、俺の出番なし。うん。いや、いいんだけどさ。
透「来い!」
とりあえず当初の予定通り手を引き走り出す。
............................
だいぶ引き離したところでようやく俺達は立ち止まった。
透「おい、平気か?...おい?」
反応がない。
怪訝に思い顔を覗き込んでみるとすっげーきたねえ顔してぼろぼろ泣いてた。
「ご、ごわがっだあああああああ、うわああああああああ。」
透「ふっ、ははっ。こわいのにあんなんするのかよ 笑 しかも顔きったねえぞ 笑」
「うっ、うっさい!!!こ、こわかった、の...って、手!!!?!??」
手を引いていたためずっと手をつないでいたのだ。
透「うわっ、わりい。ゴメンな、俺の手。」
「おい。」
ふっ、ははは、とどちらからともなく俺達は笑い出す。
俺達はいつの間にか自然と会話できるようになっていた。
サツキも吃ったりはしない。
「てか、顔汚いって!乙女が泣いてるのに!!!!!ブスなのは知ってますよーだ。」
ブツブツとサツキが文句を垂れる。
ペラペラとよく喋る、これが本来のこいつなんだな、とひとり心の中で思う。
透「別にブスとか思ってねえよ。」
「え、なんだって?」
ぼそりと呟いた言葉はサツキには聞こえていないようだ。
それにホッとする自分がいる反面、少し残念に思う自分がいたことに俺は気づかないふりをした。
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駿河サツキ(プロフ) - なめこ犬@なめ先生さん» ああああああありがとうございます_|\○_!!!コメント見てにやにやがとまらない駿河サツキです( →∀→)面白いと言っていただけて光栄です!これからも赤ずきんと二人三脚で更新頑張っていきたいと思います!! (2015年9月13日 20時) (レス) id: b3cc1bfe4f (このIDを非表示/違反報告)
赤ずきん(プロフ) - なめこ犬@なめ先生さん» ありがとうございます!!面白いだなんて言っていただけて嬉しいです!!こんな駄作者二人ですが更新頑張りますね!! (2015年9月13日 16時) (レス) id: 93811cff06 (このIDを非表示/違反報告)
なめこ犬@なめ先生(プロフ) - すごく面白くて憧れです!私もこんな小説書けるようになりたい!更新頑張ってください! (2015年9月13日 16時) (レス) id: 8d2cceb5b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤ずきん&駿河サツキ x他1人 | 作成日時:2015年5月8日 18時