迷宮 ページ27
生徒会室への道のりは長いものだった。
図書室から下に降りたのはいいが、生徒会室が何処なのか分からなくなってしまった。
職員室まで降りようかと階段を下っていたところ放送室があったので、位置を覚えるついでに中を覗き込んで横を通り過ぎ道なりに進む。
横を通り過ぎ道なりに進む。
ここどこ？
慌てて振り向いたが階段はなく、先程までとは違う景色が広がっている。
三年生の教室に辿り着いてしまい、まだ残っている先輩と完全に目が合ったのが何故か嫌で、逃げる様に身を翻す。
思い起こせばその先輩は吹奏楽の勧誘をしてきた人。
吹奏楽部。…あれ、ここ音楽準備室。
また四階まで登ってきてしまった。
慌てて、今度こそ寄り道すまいと一階まで降りる。
下駄箱にはまだ沢山の生徒がうろついていて、避けるように横に逸れて歩いて行くと鍵の閉まった扉に突き当たる。
現在封鎖されているようだ。
真横にある階段を登り、一階と同じ構造の廊下を辿り、東校舎へと渡った。
そこから下に降り、左に曲がれば良かったものを、私は右に曲がり体育館の渡り廊下へ踏み出してしまう。
転がってきたバレーボールを投げ返してから此処が体育館だと気付き、再度身を翻す。
来た方向が違えば、景色が違うのも当然で。
『はあ、駄目…全っ然分からん…』
そもそも、二日目でこの迷路みたいな学校の構造を全て把握しろという方が可笑しいのだ。
エミさんに案内してもらえば良かった。
後悔しても、もう図書室に戻る事すら不可能。
此処こそが本物のラビリンス。
自分の位置が表示される地図が欲しい。
os「あれ、Aちゃんやん。どしたん？こんなとこでしゃがんで」
『あ…………オスマン…さん…………！！！』
迷える子羊に救いの手が。
女子力高くて可愛いだけじゃなくて内面もイケメンで優しいとは…パーフェクトじゃないですか。
『すいません、生徒会室に行こうとしたら迷ってしまって』
os「それはそれは…大変だったね、お疲れ様めう…じゃ、一緒に生徒会室行こか！」
『ありがとうございます！』
微笑むオスマンさんに、昨日感じた恐怖全く感じ無かった。
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赤砂糖(プロフ) - おけらの妹白石さん» 見させていただきました！表情といい容姿といい、イメージ通りでとても可愛かったです…！好きですありがとうございます*_ _)) (2019年2月27日 22時) (
レス) id: dc013af7ce (このIDを非表示/違反報告)
おけらの妹白石(プロフ) - 赤砂糖さん» えっと、これからたまに描いては投稿をするかもしれないので、#前世の私何したの？ を付けて投稿させていただきます。そちらから見ていただければ……ちなみに1つ完成しました。白黒で悪いですが… (2019年2月27日 21時) (レス) id: c177f1386f (このIDを非表示/違反報告)
赤砂糖(プロフ) - おけらの妹白石さん» 大丈夫です！見にいきますね！！(( (2019年2月27日 19時) (レス) id: dc013af7ce (このIDを非表示/違反報告)
おけらの妹白石(プロフ) - 赤砂糖さん» ありがとうございます！出来上がったらpixiv sketchの方に上げてもいいでしょうか？多分完成しませんけど…(( (2019年2月27日 19時) (レス) id: c177f1386f (このIDを非表示/違反報告)
赤砂糖(プロフ) - おけらの妹白石さん» 好きな作品と言っていただけて嬉しいです！ありがとうごさいます！夢主の容姿は「目覚め」にある様に、金色の目、焦げ茶肩下の髪の設定です！前髪はぱっつんをイメージしている程度で特にはっきりは決まってません。服装等はご自由にお描き下さい…！！ (2019年2月27日 18時) (レス) id: dc013af7ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤砂糖 | 作成日時：2019年2月20日 19時
