ｾｲﾄｶｲ ページ14
今切実に願う。
前世の記憶が欲しい。
目の前には愉しそうな表情を浮かべる総統閣下。
生徒会全員からの好奇心に満ちた視線。
やめてくれ、期待しないでくれ。
記憶がほぼ無いこと言い難いだろ…。
時は数十分前に遡る。
出口が分からず先輩達からの追手から必死に逃げ惑っていた私。
そんな私の前に突然現れたのは、赤いバツ印のマスクを付けた男子生徒だった。
?「A！！こっち！」
『え！？あ、はい！』
誘われるがままに校内に入り、まだ慣れない階段を数回登る。
なんの変哲もない扉の前で、男子生徒は立ち止まって扉をノックした。
?「ひとらんです、Aを救出したけど」
?「お！ご苦労だったな。入れ」
ひとらんさん。あ、ひとらんらんさんか！
確かにそのマスクは夢で見た気がする。
ht「A入っていいよ、会長からのお許しが出たから」
『は、はい…会長、といいますと………』
ht「朝会聞いてたよね。ここは生徒会室。中にいるのは生徒会役員と会長…グルッペンだよ」
いきなりラスボスかな？
しかしそんな私の胸中も虚しく扉は勢い良く開かれてしまった。
部屋の真ん中と左右には職員室で使われている教員机、パソコンやプリンターがある。
中心のテーブルには、朝も見たその人の姿。
曖昧な前世の記憶、夢、全てに登場する鮮明に覚えているその人物。
『こんにちは、グルッペン・フューラーさん』
gr「久しぶりだな、A」
楽しそうにその赤い目は細められている。
後ろの窓から差し込む陽光で金色の髪は輝いていて。
gr「早速だが質問しよう、お前が前世で所属していた部隊は？」
『…は？』
そして、冒頭に戻る。
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赤砂糖(プロフ) - おけらの妹白石さん» 見させていただきました！表情といい容姿といい、イメージ通りでとても可愛かったです…！好きですありがとうございます*_ _)) (2019年2月27日 22時) (
レス) id: dc013af7ce (このIDを非表示/違反報告)
おけらの妹白石(プロフ) - 赤砂糖さん» えっと、これからたまに描いては投稿をするかもしれないので、#前世の私何したの？ を付けて投稿させていただきます。そちらから見ていただければ……ちなみに1つ完成しました。白黒で悪いですが… (2019年2月27日 21時) (レス) id: c177f1386f (このIDを非表示/違反報告)
赤砂糖(プロフ) - おけらの妹白石さん» 大丈夫です！見にいきますね！！(( (2019年2月27日 19時) (レス) id: dc013af7ce (このIDを非表示/違反報告)
おけらの妹白石(プロフ) - 赤砂糖さん» ありがとうございます！出来上がったらpixiv sketchの方に上げてもいいでしょうか？多分完成しませんけど…(( (2019年2月27日 19時) (レス) id: c177f1386f (このIDを非表示/違反報告)
赤砂糖(プロフ) - おけらの妹白石さん» 好きな作品と言っていただけて嬉しいです！ありがとうごさいます！夢主の容姿は「目覚め」にある様に、金色の目、焦げ茶肩下の髪の設定です！前髪はぱっつんをイメージしている程度で特にはっきりは決まってません。服装等はご自由にお描き下さい…！！ (2019年2月27日 18時) (レス) id: dc013af7ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤砂糖 | 作成日時：2019年2月20日 19時
