朝の支度 ページ2
「遅かったじゃない、アラーム10分は鳴りっぱなしだったわよ」
『あ、ほんと？』
顔を洗い終えて食卓につけば、既に朝食が用意されている。
寝坊してしまった日は手伝う事が出来ないので少し後ろめたい気分になるが、遅れる訳にも行かないので食事をかき込んだ。
「ちゃんと噛みなさい」
予想はしていたがやはり軽く注意される。
私も味わいたいのはやまやまだが初日から遅刻だなんて冗談じゃない。
バタートーストをくわえながら洗面台に向かい、慣れた手付きで髪を1つに結い上げた。
髪と同じ茶色いヘアゴムできつく縛り、変な所がないか様々な角度から確認する。
大丈夫そうだ。
パンを飲み込んで歯を磨く。
リビングに戻ると母が学校指定のかばんを用意して待っていた。
「…ごめんね、転校なんてさせて」
『え？あぁ、別に大丈夫、慣れてるから。』
父の仕事の関係で私の家は引っ越しが多い。
転校も多い。
友達も…というわけには行かないが。
今回の引っ越しは学年が上がってすぐだったので、友達の少ない私としてもやはり少し残念だった。
母はそれを見越して謝ったのだろう。
『んじゃ、行ってきます』
「気を付けて。いってらっしゃい」
母の声を背中に、ドアを閉めてまだ慣れない通学路を歩く。
学校まではバスで行ける。
電車に乗らずに済むのは、方向音痴並びに人混みが苦手な私にとってありがたいこと。
この高校とはつくづく相性がいいな、と感じてしまう。
早めにバス停に到着し、3分後のバスを待つ。
上を見上げれば快晴。
温かい風に少し微睡む。
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赤砂糖(プロフ) - おけらの妹白石さん» 見させていただきました！表情といい容姿といい、イメージ通りでとても可愛かったです…！好きですありがとうございます*_ _)) (2019年2月27日 22時) (
レス) id: dc013af7ce (このIDを非表示/違反報告)
おけらの妹白石(プロフ) - 赤砂糖さん» えっと、これからたまに描いては投稿をするかもしれないので、#前世の私何したの？ を付けて投稿させていただきます。そちらから見ていただければ……ちなみに1つ完成しました。白黒で悪いですが… (2019年2月27日 21時) (レス) id: c177f1386f (このIDを非表示/違反報告)
赤砂糖(プロフ) - おけらの妹白石さん» 大丈夫です！見にいきますね！！(( (2019年2月27日 19時) (レス) id: dc013af7ce (このIDを非表示/違反報告)
おけらの妹白石(プロフ) - 赤砂糖さん» ありがとうございます！出来上がったらpixiv sketchの方に上げてもいいでしょうか？多分完成しませんけど…(( (2019年2月27日 19時) (レス) id: c177f1386f (このIDを非表示/違反報告)
赤砂糖(プロフ) - おけらの妹白石さん» 好きな作品と言っていただけて嬉しいです！ありがとうごさいます！夢主の容姿は「目覚め」にある様に、金色の目、焦げ茶肩下の髪の設定です！前髪はぱっつんをイメージしている程度で特にはっきりは決まってません。服装等はご自由にお描き下さい…！！ (2019年2月27日 18時) (レス) id: dc013af7ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤砂糖 | 作成日時：2019年2月20日 19時
