四十物十四推しの俺が五代儀風凛に成り代わった件 (ページ3)

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Aside

「起きてよお兄ちゃんっ、」

バシンバシンと頬を叩かれ、俺は起きる。

…何この子めっちゃ可愛い。

「お兄ちゃん、誕生日プレゼント！犬のぬいぐるみ！手作りなんだっ、名前つけて！」

お兄ちゃん…？えっ、俺妹いないけど…。

「風凛、真凛(まりん)、おはよう」

美人がいる…えっ…？今、風凛って…？

「おーはよママ！あのね、お兄ちゃん、犬に名前つけてくれない！」

俺…五代儀風凛になってる!?

「風凛、真凛がくれた犬さんの名前は？」

つまりこの人は俺の母親か。

「えっと…あっ…ピーター！」

ころんとした柴犬のぬいぐるみ。
…家宝にしよう、折角妹に貰ったんだ。

「ピーター！ピーターだってぇ！私は真凛でね、ピーターのパパはお兄ちゃん！」

真凛…たぶん5歳くらい。これ、母さんと作ったんだな。

そんで俺は7歳くらいだな…よし。

十四くんを守ろう。