6窓 ページ7
レン「ごめんね。レディ。腕を掴んでしまって痛くなかったかい?」
「はい…。大丈夫です。」
レン「そうか。何か飲みたいものとかある?持ってこようか。」
「いえ…。大丈夫です。」
レン「君は…。何故そんなに自分を押し殺しているんだい?さっきも、話をしていたのは、君のお父様で君はずっと後ろを歩いていた。どうしてそんなに…………いや……こういうのは俺も苦手でね。今日はお見合いパーティーだったね。
よかったら、この俺、神宮寺レンを婚約者にしてくれないかい?」
「えっ…………?」
レン「ふふっ。やっと顔が変わった。驚いた顔も可愛らしいね。本当は笑顔が見たいんだけれど…。」
「あの…えっと……」
レン「あぁ、からかってごめんね。でも、俺はいつでも本気だよ。君が今Yesと答えてくれるのなら、今すぐにでもここから逃げよう。君のお父様からでも、君が怖がるものから俺が君を守るから…。」
その時、私は頷いてしまった。
これが私と彼の出会い。
これが私の人生が180度変わった瞬間だった。
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紬-むぎむぎ-(プロフ) - お、お、面白いッ!!評価が5なのが惜しいです!頑張ってください!楽しみにしてます! (2016年5月2日 6時) (レス) id: 23ca1994da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葦うさぎ | 作成日時:2015年10月11日 20時