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3窓 ページ4
こういった知らない人と会うのは苦手だ。
お父様がいつにもなくイラついていらっしゃるように感じられるから。
それに、私は男性と会い話すのもあまり得意とは言えないだろう。
屋敷にずっといる私では、積もる話も、流行りの話題もなく、相手の話を笑顔で聞くことが精一杯なのだ。
お見合いと称したこのパーティーにもお父様の一歩後ろを歩き、話しかけられれば微笑む。
これで十分で、これで精一杯。
お父様は私に婚約なんてさせる気はない。
絶対とは言い切れないけれど、きっとそう。
今まで、私を婚約者にと言ってくださった方がいらっしゃらなかったわけではない。
お父様が、私に隠れて断っていること、私が男性と1人出会うことを阻止していることを私は知っている。
お父様は私を家から、三条家から一歩たりともだそうと思っていない。
ただ、この様なパーティーを開き、怪しまれないように、私がお父様に反抗しないように釘をさしているだけだ。
余計なことをすればお父様はお叱りになる。
私はお父様の人形なのだから…。
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紬-むぎむぎ-(プロフ) - お、お、面白いｯ！！評価が５なのが惜しいです！頑張ってください！楽しみにしてます！ (2016年5月2日 6時) (
レス) id: 23ca1994da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葦うさぎ | 作成日時：2015年10月11日 20時
