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そうして皆さんが口々に賞賛の言葉を口にするものだから、私はどうしたらよいか分からなくなっていた。
「あ、ありがとうございます……？」
首を傾げながらもひとまず感謝の意を表する。
幹部様に褒めていただけた……のか？
備品に勝手に触れるということをした私に優しくしてくださるとは、どういうことなのだろう。
無価値だと罵倒しないのは何故なのだろう。
何故何故と問いばかりが頭の中を巡っていた。
「疑問を抱くことなどないですよ。
ここにいる皆さんは、個性こそ強いですが良い人たちですから」
私の心を読んだかのような彼の発言は疑うところのないくらい安心できるもので、私はほっと胸をなで下ろした。
私の背中を優しく叩く彼の手がとても温かく感じられて、少しだけ病みが晴れた気がした。
……などという安心も束の間、今度は別の心配がやってきた。
「うっわぁ、エミさんが女の子に手ぇ出してるー」
「おいエーミール一番席が近いからってなにやっとんねん！」
「やっぱあれやな、エミさん付き合ったことないから女の子と仲良くしたいんやな」
書記長様が座っておられる窓側の一番奥の席から3席に座っている、順に言えばニット帽を被った方、サッカーユニフォームを着ている方、青い背広姿の方が彼――エーミール様というらしい――に対して色々なことを言い始めた。
……エーミール様の随分な言われ様が少し可哀想に思えてきたのは私のみぞ知ることだろう。
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暁の園(暁夢路)(プロフ) - みしろさん» い、今通知を見てビビり散らしております……か、感謝の極みであります……！！ 読みやすいと言っていただけて安心しました、如何せん小生文体が堅くなってしまった人間でしたので(-_-;) コメントありがとうございます、頑張ります！！ (2019年11月2日 7時) (
レス) id: 2136db8e08 (このIDを非表示/違反報告)
みしろ - 回答パートも嫌味がなくて納得できるし、こんな考え方もあるんだ…！と素直に感心しました…これからも体調にお気を付けて頑張って下さい…！勝手ながら影からひっそり応援させていただきます (2019年11月2日 7時) (レス) id: 950f4c5674 (このIDを非表示/違反報告)
みしろ - 圧倒的な語彙力を感じました…とても読みやすくて頭にすんなり入ってくるので時間を忘れて熟読できました…！ (2019年11月2日 7時) (レス) id: 950f4c5674 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暁の園 | 作成日時：2019年5月14日 20時
