66 オスマンさんはつよい魔法使いです(ﾘｸ) ページ18
「オスマン、あの薬取って！」
「わかった！」
医務室では、オスマンとしんぺい神が懸命に幼女を治療している。
何も分からず、手探りで治療するしかないため、二人の顔は強ばっている。
「どうしたらええんや…」
「もう、Aちゃんの体がもたないから、これ以上薬に頼れないよ…」
すると、オスマンがなにか思いついたのか幼女の頬に手を当てた。
「オスマン？」
「成功するかわからんけど魔法治療やってみるしかないやろ。」
オスマンは眉を下げて笑う。
「……俺も手伝うわ。」
不安そうなオスマンの手にしんぺい神の手が重ねられた。
二人は目を合わせると、掌にぐっと力を込めた。
「ショッピ君、落ち着いて？」
「落ち着いてられませんよ。」
医務室前に移動してきたロボロ、ショッピ、チーノ。
ロボロとチーノは床に座っているが、ショッピは落ち着かない様子で、扉の前を行ったり来たりしている。
「ふへぇ……」
しんぺい神が扉から出てくると、ショッピがその肩をガシッと掴んだ。
「Aは無事ですか？！？！」
「ぶ、無事だよ、無事だから落ち着いて！」
しんぺい神は鼻息荒く詰め寄ってくるショッピを宥める。
ショッピは幼女が無事だと聞くなり、医務室に飛び込んだ。
チーノもふらつく足をおさえ、ロボロの制止を振り切り医務室に入る。
「しょっぴくん……」
「あ、Aちゃん、まだ体動かしたあかんで。」
幼女は二人の姿を見ると、目を細めて微笑んだ。
「良かった……ほんまに良かった……」
ショッピは縋るように幼女のベッドの横に座り込んだ。
器具の片付けをするオスマンも、その姿を見てほっとため息をつく。
「もっと早くに見つけられなくて、本当にごめんね。」
「ううん、あのね、わたしね、しょっぴくんとちーのくんのこえが、ずっときこえてたんだよ。」
「え？」
「ずっと、ずっと、たくさんわたしのことさがしてくれてたの、しってるの。『Aー！Aちゃーん！』って。」
幼女はベッドの縁にかけられたショッピの手の指先を握った。
「よんでくれたのに、おへんじできなくてごめんなさい。しんぱいかけて、ごめんなさい。みつけてくれて、ありがとう！」
「A……」
幼女はいつも通りの笑顔で二人に笑いかける。
二人は顔を真っ赤にして、俯く。
「二人共泣いてる？」
「「泣いてません！」」
オスマンが笑って問うと、二人は声を揃えてそう叫んだ。
…………
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りゅな(プロフ) - 昔に星空りゅなという名前でクリーパーのリクエストした者です…！昔からずっと応援してます。リクエストでzmさんとお揃いのお洋服来て欲しいです…！これからも頑張ってください…！ (2020年6月1日 21時) (
レス) id: 91c5807a24 (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - フェノさん» ゆっゆっゆっ！(コメントありがとうございます！)優しいお言葉ありがとうございます！幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女 (2019年6月30日 21時) (レス) id: 62cd828dab (このIDを非表示/違反報告)
フェノ(プロフ) - ゆっゆっ！(幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女)この作品マジで好き！更新がんばです！でも無理しないで下さいね！q(^-^q)幼女幼女幼女幼女幼女(便乗) (2019年6月30日 20時) (レス) id: dddb82ec89 (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - 水面さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです。幼女幼女幼女幼女幼女(さらに便乗) (2019年6月30日 20時) (レス) id: 62cd828dab (このIDを非表示/違反報告)
水面(プロフ) - あっ､この話好きだわ｡…幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女幼女(便乗) (2019年6月23日 15時) (レス) id: f67ea85eb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暁 | 作成日時：2019年2月16日 12時
