暁の入れ替わり BL Repeat

Repeat 第46話 嘘だと ページ46

気がつけば暴れていた



有岡「山田!!」



大ちゃんに羽交い締めされるまでは




北斗とジェシーはシゲが研究室から外に出してくれていたらしい































俺はゆうてぃからの電話に出た




山田「どうしたの、ゆうてぃ？」



中島「…ちゃんが」





弱々しい声




少し聞き取りづらかった



山田「ちゃん？いのちゃんのこと？」



中島「いのちゃんが…」



いのちゃんが？



美岩中にゆうてぃと事情聴取に行ってたんだよね




まさか…いのちゃんがぶらりとどこかに行ったから俺に電話してるのかな？



山田「いのちゃんなんて帰ってきてないよ？」



中島「…いのちゃんが」



全然話が通じない




山田「だから…いのちゃんは帰ってきてない」




中島「事故にあった」



…えっ？



事…故？




山田「嘘…でしょ？」




中島「嘘じゃない!!…今、救急車で運ばれてる」




ありえない…




ありえないありえないありえない





山田「嘘だぁ!!」




そこから俺は…手当り次第暴れた






有岡「落ち着け!!山田が今暴れたって何も起きない!!」





山田「大ちゃん!!いのちゃんが…いのちゃんが!!」




その時だった





頬を叩かれた




叩いたのは…





藤井「…しっかりせぇ!!」





流星だった





流星は胸ぐらを掴んでくる






藤井「今アンタが暴れてどうする!?あの二人も何が何だかわかってない状態や!!確かに恋人が事故に巻き込まれたらパニックになる!!俺もシゲが巻き込まれたらそうなるわ!!」





流星は一息つくと、俺から手を離した





藤井「…しばらく休んでろ」

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