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トントンが来てから数分。あっという間に生徒会の面々が集まった。とはいえ大体のメンツが第一声に、
なんでロボロ抱きついてんねん。
と。俺はもう笑うしかなかった。
頑なにロボロは離そうとしてくれないし、先程まで俺に素を見せていたルナは猫被り…いや聖女様被りをしてるし。
これが前世に言うカオスというやつなのだろうか。
em「全く、回復してない中で突然何処かへ行くのはやめてください。どれだけ心配したか…」
「す、すみません」
遠くからアンの「仕方ないノですケドね」なんてテレパシーを貰いながら反省の態度を取る。
俺のしゅんとした振りで、エーミールは一斉射撃をくらいあえなく撃沈。全部ルナが悪いもん、俺悪くないもん、である。
sha「とはいえ犯人も捕まって、周りにあったっていう変な無元素も消えたなら…」
gr「無事解決し無罪放免。ゼペル氏は晴れて自由の身だ」
sha「俺が言いたかったのに…」
シャオロンは唇を尖らせているがそこは置いといて。確かに一学期から続いていたこの厄介イベントは幕を閉じた。つまれば、しばらくのんびりと過ごせる期間に入ると言うこと。
(やったぞ俺、やったぞゼペル。これからしばらくはのびのびと学院生活ができる！3学期初め頃の討伐イベまでは！)
kn「だいぶ捕まっとる間も自由に動いてたんやろうけど」
ci「えっコネシマさん?…はっそういうことなん⁉︎」
shp「はぁ〜なんで先輩もなんやA」
スケアリージャックで交流した3人がしれっと俺が抜け出したことをバラし、主に一年生がなんだそれはと騒ぎだす。
tn「あんさんだいぶやってることやってるんですね。…因みにそこ2年2人はなんで目を泳がしてるんですかねぇ?」
gr「べ、別に俺はちゃうぞ。避難先で偶然会っただけやからな」
os「あー俺も覚えてないからわかんないめう〜」
トントンは首根っこを掴み反省文送りだと笑った。どこか凍てつくソレにひぇっと心が座る感覚になる。この人怒らしたら駄目な人かもしれない。
ut「え〜なんやねんお前ら羨ましいわぁ」
ht「…ほんと。なんだかモヤモヤする」
zm「……」
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作者名：あんべべ | 作成日時：2022年2月8日 15時
