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ツッコミ役がウツのみの、ほわっほわでほのぼのな顔合わせをした次の日。
昼食を食べるためいつものスポットに向かおうとすると、ゾムがなぜかついて来た。
理由は聞いたがはぐらかされたので不明。
現在は日差しよけの傘を空に浮かせつつ2人でもぐもぐタイム兼改めて六宝戦参加のご報告。
「てわけで。ナカムさんとクロノア先生、グチツボ先生にトート・シニガミュ先輩。それとウツ様と出ることになりました」
よろしくお願いします、と言えばゾムは深くフードを被り黙り込んでしまった。
俺が誘われる所にもチーノと同伴してて知っていただろうし、なぜ今そのような反応をするのだろうか。
「どうしました?」
zm「…なんかな」
「はい」
zm「昨日特訓したんやけど、アイツ…ルナがいつの間にか覚醒1段階目になってたんよ」
(WTF。なぜだシステム)
思わず食べていた昼ごはんが気管に入りそうになった。
魔獣イベで覚醒しなかったのに、今この微妙な時期に覚醒するとかほんとわけわからん。
俺に喝入れられて、今更やる気になった?
しかもルナとは六宝戦の陣取り合戦で確実に戦うわけで。
「それはまずいですね…。でも、なんで教えてくれたんですか?勝負事だし言わなくても「それは！…だめ、やんか」…というと?」
zm「Aが…Aが大変なことあったら嫌やもん!」
がっ！と攻め寄られて思わずのけぞる。
普段なら見えないフードの中の表情がハッキリと見える。どこか瞳が揺らいでいて、不安が伺えた。
「怖い…ですか?」
zm「なっ…当たり前やん‼︎俺はお前のこと…その、、、あぁほら交渉の件!またメイクしてもらわなあかんし。料理だってそんな食べれてないから…。それに、それに」
もっと仲良くなりたいから。彼は最後の部分だけ小さく呟いた。
意外な答えに驚きつつも、どこか嬉しい気持ちになる。
「ありがとうございます。そうですね、俺もまたメイクしたいから気をつけます。…よし、とりあえず親睦を深めるために特訓終わったら一緒にご飯食べましょう」
zm「一緒に…!ええの?」
「ええ。腕によりをかけて作ります」
zm「んふふ、楽しみにしとる」
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作者名：あんべべ | 作成日時：2021年10月25日 12時
