【黒子のバスケ】愛を知らない少女【赤司征十郎】

全身が ページ14

赤司side









最近のAは変だ。


ある時は傷だらけになっているし。


ある時は避けてくるし。


ある時は悲しそうな顔をしている。









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実渕「征ちゃん、最近、元気ないわね。」


赤司「そうか？」


実渕「ええ、恋煩い、かしら？」


葉山「あー！Aちゃんかー！」


実渕「小太郎、しーっ！」









"A"


その名前を聞くだけで胸の高鳴りが高くなる。


赤司「Aがな。最近元気ないんだよ。」


実渕「まあ、Aちゃんが？」


赤司「この前なんて全身傷だらけで学校に来ていたし。」


葉山「…じゃあ、噂の子ってAちゃんかな？」


「「噂？」」


葉山「一週間くらい前に校舎裏でイジメにあってた子がいたらしくて。それ、Aちゃんだったのかなー？」


Aが傷だらけで学校に来たのも一週間くらい前。









なんだか胸騒ぎがした。


全身に鳥肌がたつような寒気。


赤司「校舎裏、だな？」


僕は、一言呟いて走った。









.









校舎裏に行くと何人もの男が群がっている。


その中にいる1人の女。


彼女の姿を見たとき、全身が怒りで震えた。









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赤司「そこで何をしている…？」









僕はAが好きだ。

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