【文スト】オリジナルストーリー

探偵ルート5「感情の支配者」 ページ17

芥「僕の過去などに興味はない。だが、過去にあった事は許せぬ。ただそれだけだ。僕は復讐の為に動いている。」
太「芥川。君は変わってしまった。君の過去に何があったかは知らないが、今の君は君ではない。ただ心を誰かに支配をされた''あやつり人形''だ。」

シャン…シャン…。(鈴の音)

早「……ｯ！？」
この音…もしかして…!!

シャン…シャン…。

芥「懐かしい…音だな…。」
太「鈴の音？」

シャン…シャン…。

光の中から現れたのは目を瞑っていて、黒く綺麗な長い髪をした肌の白い巫女姿の少女。

早「神崎…巫女…ｯ！」
神「妾(ﾜﾗﾜ)を呼んだのはお主じゃな？」
太「誰だい？君は。」

神「妾は神崎巫女。神社に住む巫女。異能力は『操り人形』。人の心の闇を引き出し暴走させる。それが妾の異能じゃ。」

太宰は真剣な表情をして神崎を見つめる。

太「その力を使って芥川の心の闇を引き出し、暴走させたんだね？」
神「そうじゃ。」
早「巫女…。お願いｯ！芥川を元に戻してｯ!!こんな芥川…もう見たくないｯ！」
神「残念じゃがそれは無理じゃ…。」
早「え？」

神「妾の話…少し聞かせてあげよう。」

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