11 ページ12
「今戻った。」
善「お帰りー!て、その持ってるのって」
「貰った。善逸、このお店知ってるの?」
善「いや、知ってるも何も炭治郎の家のじゃん!もしかして知らなかったの!?」
炭「Aは知らなかったのか…もっと頑張らなくてはいけないな!」
伊「んだよ、それ食べねぇのか!?なら代わりに食ってやる!!」
「伊之助、勝手に食べたら怒るから。
私、余りこの辺りの事知らなかっただけだから気にしないで炭治郎。家がパン屋なんて凄いね」
伊「ゴメンネ、タベナイヨ」
炭「そうか…!所で誰に貰ったんだ?」
善「それ俺も気になる!!もしかして男の人?!」
「先生から貰った、お礼だって言ってた」
炭「何かいい事をしたんだな!偉いぞA!」
善「お前はAちゃんのお母さんか!
残してるってことは今は食べないの?」
炭「む!俺はお母さんじゃなくて長男だ!!」
「炭治郎、それはちょっと意味が違うと思う。
時間あるから食べる、伊之助も食べる?」
伊「……!いいのか!?」
「全部はダメだけど、半分こしよ?」
伊「流石俺様の子分だぜ!!」
少し落ち込んでた伊之助に声をかけ、半分を渡すといつもの伊之助に戻った。
その様子を見たあと一口食べると、程よい甘みが口に広がる。
「おいしい…」
炭「それは良かった!Aは甘い物が好きなんだな!」
「甘い物は良い。幸せになれるから」
善「そんなに美味しそうに食べられたら俺も食べたくなってきたぁ…」
伊「俺のはやらねぇかんな!!」
善「別に伊之助から貰おうとか思ってないから!安心して!?」
「善逸、口開けて」
善「え?!急になになに!?よく分からないけどAちゃんの頼みなら!!あー!」
「ん、美味しい?」
善「ングッ!!ゲホッゲホゲホ!」
炭「善逸大丈夫か!?ほら、水だ!」
善「ゴクッゴクッ!はぁぁぁ…ビックリした!!」
「善逸が食べたいって言うから一口あげたのに」
善「いくらなんでも急にあんな事されたらビックリするから!!でも、ありがとう!!!」
炭「良かったな、善逸」
伊「俺にも食わせろ!!」
「伊之助には半分あげたからだめ。残りは自分で食べる」
5人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夜桜 | 作成日時:2020年3月12日 2時