第20話(桃井さつき) ページ39
桃井side
彼らと出会ったのは入学式が終わったすぐ後だった。
青 さつき、こっち来いよ。
幼馴染の大ちゃんに手を引かれて私は彼らの元へ向かった。
元々、ここの中学はバスケが強くて有名で大ちゃんをずっと見て来た私はルールなんかも完璧に覚えちゃって。
赤 君がマネージャーをしてくれるの?
王子様みたいに綺麗な赤司くんにそう言われた時は思わず頷いてしまった。
他にもみどりんや、むっくん、りょうちゃんを見た時、私は確信した。
彼らの側にいるのに相応しいのは私だけだと。
逆に私の中学校生活を彩るに相応しいのは彼らだけだと。
「さつきちゃん、これ使って」
「さつきちゃん、重いでしょ?持つよ!!」
男はなんて単純なんだろうか。
私は小さい時から1番可愛がられたし、誰からも愛された。
幼稚園や小学校で他の女子たちに無視されたり、意地悪されてもなんとも思わなかった。
あぁ、可哀想に…これからもずーっと私の脇役として生きていくなんて。
そうやってずっと見下してきた。
そしてこれからも私はずっと見下して生きていく。
だって、美しく生まれてきたのも才能…でしょ?
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女瑠 - part2お疲れ様です! part3がんばってください!! (2017年12月22日 2時) (レス) id: e055650e7e (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - 女瑠さん» また、頑張って更新していくのでどうか見捨てないでください!笑笑 (2017年12月19日 1時) (レス) id: 3c107f3e51 (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - 女瑠さん» コメントありがとうございます!!年末、忙しすぎて中々書けませんでした泣 (2017年12月19日 1時) (レス) id: 3c107f3e51 (このIDを非表示/違反報告)
女瑠 - キセキと桃井ちゃんにどんな過去が?! 更新がんばってください (2017年12月18日 3時) (レス) id: e055650e7e (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - こゆきさん» ありがとうございます!!精一杯頑張らせていただきます!! (2017年11月20日 19時) (レス) id: 3c107f3e51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりあ | 作成日時:2017年10月18日 12時