第13話(キセキ) ページ28
青峰side
青 ふぁぁぁ〜！
さっきから欠伸しかでねぇよ。
ちょっと、早く来すぎたぜ。
はぁ…屋上で寝て時間潰すか。
そう思い屋上へ方向転換した時、
青 あ。
自 あ。
旧図書室からでてきた転校生とばったり遭遇した。
バタバタバタッ
クソ！！
あいつ、俺を見て速攻逃げやがった！
俺はすぐに転校生を追いかけた。
ぜってー捕まえる！
てかあいつ、逃げ足早過ぎだろ！
青 捕まえた。
俺は転校生の腕を掴み、近くの教室に連れ込んだ。
青 テメェ、なに人の顔みて逃げてんだよ。
咄嗟に空き教室に入ったせいか、俺は転校生を抱きしめている状態になっている。
こいつ、本当にいい匂いするんだよな。
って俺は変態か！
そんなツッコミを一人でしつつ、すぐに転校生から離れた。
転校生は相変わらず怯えた目で俺を見る。
青 別になんもしねぇよ、ただあんたが逃げたから追いかけただけだし。
朝からそんなに元気でもねぇしな。
青 じゃあな。
俺は最後に横目で安堵の表情を浮かべる転校生を見てから教室を出た。
青 お、黄瀬じゃん。
今度はまた旧図書室からでてきた黄瀬と遭遇した。
黄 あ、青峰っち！おはようっス！
黄瀬はいつも通りキラッキラのうざい笑顔で俺に近づいてきた。
黄 なんっスか？その迷惑そうな顔は！
青 わかったんじゃねぇかよ。てか、お前も旧図書室にいたわけ？
黄 お前も？
青 さっき、転校生ともここで会った
黄 あぁ、そうっスね
そう言って笑う黄瀬の表情が少し曇ったのを俺は見逃さなかった。
青 お前、なんかやらかしてねぇよな？
黄 別にそれはしてないっス
青 それは？
黄 青峰っちだから言うっスけど、なんか転校生追い出す気にならねぇっつーか。
黄瀬はポリポリと頭を描きながら言いにくそうに言った。
青 は？今更ないってんだよ。最初はお前が1番乗り気だったじゃねぇか。
黄 まぁ、そんなんスけど…でも
青 絶対、やめとけよ
俺は黄瀬の言葉を遮った。
黄 何がっスか…？
青 お前が考えてること全部だよ
黄 …わかってるっスよ
黄瀬はそういって下を向いた。
黄 でも、俺だってそろそろ桃ちんから解放されたいっつーか。
青 お前、今なんつった？
黄 ごめんっ今のナシで！
青 黄瀬！
黄瀬は俺の質問に答えることなく走り去っていった。
俺だけに聞こえているのだろうか。
何かが壊れるこの音は…
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女瑠 - part2お疲れ様です! part3がんばってください！！ (2017年12月22日 2時) (
レス) id: e055650e7e (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - 女瑠さん» また、頑張って更新していくのでどうか見捨てないでください！笑笑 (2017年12月19日 1時) (レス) id: 3c107f3e51 (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - 女瑠さん» コメントありがとうございます！！年末、忙しすぎて中々書けませんでした泣 (2017年12月19日 1時) (レス) id: 3c107f3e51 (このIDを非表示/違反報告)
女瑠 - キセキと桃井ちゃんにどんな過去が？！ 更新がんばってください (2017年12月18日 3時) (レス) id: e055650e7e (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - こゆきさん» ありがとうございます！！精一杯頑張らせていただきます！！ (2017年11月20日 19時) (レス) id: 3c107f3e51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりあ | 作成日時：2017年10月18日 12時
