6人の悪魔part2

第10話 ページ23

自 緑間くん？

私は扉の前で固まっている緑間くんの肩を叩いた。

緑 触るなっ！！！

だが、その手はものすごい力で跳ね除けられた。

緑間くん…さっきとは別人だ。

なんというか…怖すぎる。

緑 今日のことは忘れろ。それからもう俺を見るな。

彼はそう言ってこちらを振り返ることもせず、屋上を後にした。

一体、なんなの…？

なんで急に優しくなったり、冷たくなったり…

私は彼が触れた頬に手を当てた。

まだあったかい…

感触が残ってる。

ねぇ？

貴方はさっき何を見たの？

なんで急にまた冷たくなるの？



もうやめた…


考えるだけ時間の無駄だから。




結局、球技大会は楽勝で優勝した。

でも、それから何かが変わるわけもなくさらに事態は悪化した。

彼らが本気で私を潰しにきはじめたのだ。



あ、１つだけ変わったことがある。







緑間くんが私へのいじめに加担し始めたことだけ。

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