第2話 ページ3
なに、どういうこと?
赤司くんは私の頭を撫でて疑問を持たせたまま自分の席に戻った。
青 せいぜい逃げなかったこと後悔しろよな。
青峰くんは切れ長の青い瞳で私を睨んだ。
青 マジで今後2度と立ち上がれなくしてやっから。
何故彼らはこんなにキレているのだろうか。
そらすらもわからず私はただ先生が来るまで呆然とその場に立ち尽くしていた。
美 どうしたのこの髪!!
放課後、すぐに美容室に向かった。
すると美容師さんは私の髪を見るなりすごく驚いていた。
当たり前か…普通こんな切り方しないもんね…
自 ちょっと失敗しちゃって…
私はそう言って適当に笑った。
美 そっか…じゃあこの髪の長さならミディアムくらいになるけど大丈夫?
自 はい。
美容師さんは気さくに話しかけて来てくれてあっという間に時間が過ぎた。
久しぶりにこんなに人と話したな…。
自 ありがとうございました!
私は短くなった髪を風になびかせながら早歩きで家に帰った
明日と明後日は休みだから久しぶり、ゆっくりとできる
今日は気持ちのいい睡眠が取れそうだ
そう思っていたのに…
赤 おかえり、A
私の玄関の前には何故か赤髪の彼が立っていた
自 どうして私の家…?
私がそう質問すると彼はニコリと笑って私の髪に触れた。
赤 うん、こっちの方が似合ってる
ゾワ…
全身からこんなに鳥肌が立つは生まれて初めてだ。
果たしてこれは人間の危険察知能力なのか。
私はすぐに回れ右をしてその場を立ち去ろうとしたのだが、
赤 どこへ行く?これから楽しい楽しい二連休というのに。
そう言って怪しく笑う赤司くんの胸にすっぽりと収まってしまった。
自 離してください…
赤 なぜ?
なぜって…
だめだ
この人には理屈は通用しないんだった
赤 それより早く鍵を開けろ
そう言って差し出されたのは赤司くんの白い右手
鍵を渡せと言っているのだろうか
自 え…意味わかんない…
当然、私は黙って言うことを聞くわけもな鞄をギュッと抱きしめた
赤 力づくで奪われたいのか?それならこっちも楽なのだが
赤司くんはそう言って私を抱きしめる力をさらに強くした
自 開けてどうするの…?
私がそう聞くと彼はニコリと笑った
彼の綺麗な指にぶら下げられていたのは私の家の鍵。
赤 決まっているだろう?お前を二日間みっちり調教してやるためだよ
こうして私は悪魔に捕まった。
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女瑠 - part2お疲れ様です! part3がんばってください!! (2017年12月22日 2時) (レス) id: e055650e7e (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - 女瑠さん» また、頑張って更新していくのでどうか見捨てないでください!笑笑 (2017年12月19日 1時) (レス) id: 3c107f3e51 (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - 女瑠さん» コメントありがとうございます!!年末、忙しすぎて中々書けませんでした泣 (2017年12月19日 1時) (レス) id: 3c107f3e51 (このIDを非表示/違反報告)
女瑠 - キセキと桃井ちゃんにどんな過去が?! 更新がんばってください (2017年12月18日 3時) (レス) id: e055650e7e (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - こゆきさん» ありがとうございます!!精一杯頑張らせていただきます!! (2017年11月20日 19時) (レス) id: 3c107f3e51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりあ | 作成日時:2017年10月18日 12時