第7話-2 ページ14
青 おい、ババアみたいな走り方してんなよ!
体育の時間、私はもうヘトヘトになっていた。
暫く体育は球技大会が終わるまでその練習が続くらしく、男女別のはずなのに私は男子に混ざって練習する羽目になった。
青 お前、足引っ張ったらステージ上で全裸な。
青峰くんはそう言ってバレーボールを私に投げつけた。
私だって運動神経はいい方だけど、男子に敵うわけないじゃん…
もちろん、そんな言い訳が通じる人達じゃないから言わないけど。
赤 A、放課後残って練習がするぞ。逃げたらすぐに壇上で全裸にするからな。
赤司くんは長い前髪をさらっと横に分けてバレーボールをバスケするみたいについた。
汗ひとつかいてないし…
赤司くんだけじゃなくて他のみんなも。
私だけ集中攻撃ってわけか…。
私がガクッと肩を下ろしていると、
黄 うわーお。放課後も一緒にいれんるんすね!
黄瀬くんは倒れこむ私を軽々と持ち上げて体操服の中に左手を入れてきた。
自 ちょっと、何考えているの!?
黄 もし、あんたのせいで負けるなんてことがあれば…
自 や…やぁ!!!
今度は右手がズボンの中に入ってくる。
みんなに見られてるよっ!!
私は急いで足を閉じたのだが黄瀬くんの右足が私の両足の間に割り込んできてそれの邪魔をする。
黄 全校生徒の前であんたのイキ顔、晒すことになるっスからね。
黄瀬くんはそう言って私の耳元でふっと笑い乱暴に私の体を離した。
最悪だ…
球技大会、どうにかして休めないだろうか…
青 ズル休みしても同じことだからな。
赤 足が折れても絶対に休むな。返事は?
自 ……はい。
終わった…
終わりました、私。
この人達はやると言ったらやる人達だ。
こうして私は何としても負けられなくなってしまった。
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女瑠 - part2お疲れ様です! part3がんばってください!! (2017年12月22日 2時) (レス) id: e055650e7e (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - 女瑠さん» また、頑張って更新していくのでどうか見捨てないでください!笑笑 (2017年12月19日 1時) (レス) id: 3c107f3e51 (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - 女瑠さん» コメントありがとうございます!!年末、忙しすぎて中々書けませんでした泣 (2017年12月19日 1時) (レス) id: 3c107f3e51 (このIDを非表示/違反報告)
女瑠 - キセキと桃井ちゃんにどんな過去が?! 更新がんばってください (2017年12月18日 3時) (レス) id: e055650e7e (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - こゆきさん» ありがとうございます!!精一杯頑張らせていただきます!! (2017年11月20日 19時) (レス) id: 3c107f3e51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりあ | 作成日時:2017年10月18日 12時