第7話 ページ13
担 今日は球技大会の種目を決めるぞ!
1時間目、いつもより大きな担任の先生の声が響き渡る
そっか、この先生体育会系だもんな
担 去年と一緒でうちのクラスのバスケ部はバスケ以外で書いてくれよ
そういって先生は黒板に種目を書き始めた
右にはふぁとあくびをする黄瀬くん
左には机に肘をついて何かを考えている赤司くん
そういえば昨日、何もされなかったな…
そんな平和な日はここに来て初めてだから驚いたけど、それが普通のことなんだよね
私は彼らから目をそらし配られたプリントを見た
男女別なんだ…
まぁ、当たり前だけどよかった
あの人たちは何にするんだろう?
もし、体育館でやるスポーツなら私は第二校舎でやる卓球とかにしようかな…
青 なぁ、バレーにしようぜ
そんなことを思っていると青峰くんが記入済みのプリントをくしゃくしゃと丸めて担任の先生に投げつけた。
赤 バレーか、まぁいいな。
紫 じゃあ、俺もバレーにしよ〜
黄 それなら俺、めっちゃ得意っスよ!
赤 真太郎、もちろんお前もそうするだろう?
緑 はぁ…わかったのだよ。
どうやら彼らはバレーに決まったようだ。
じゃあ、私は卓球…と。
自 …!?
私が記入をしているとさっきまであったはずのプリントがいつのまにか赤司くんの手に渡っていた。
赤 お前もバレーに決まっているだろう?
赤司くんはそう言うとニヤリと笑って私の記入欄ににバレーとかいた。
自 やだっ!
私は急いで立ち上がりプリントを奪い返そうとしたのだが、
青 ナイスパス。
私の頑張りも虚しく青峰くんの手に渡ってしまった
青 なんだよ、取ってみろよ
青峰くんはヒラヒラと私の前でプリントを揺らした
自 返してっ!
私がジャンプして奪い返そうとすると青峰くんはヒョイッと腕を上にあげた
青 おっと、言い忘れたけど俺の体に指一本触れたらぶん殴るからな
そんなの無理に決まってるじゃん…
でも、もし私がバレーになったところで男女別だし関係ないもんね
私はそう無理に自分を納得させて席に着いた
担 じゃあ、バレーは赤司、緑間、青峰、紫原、黄瀬、姫崎で決まりだな。
自 …え!?男女別のはずじゃ…!
私がそう言って立ち上がると赤司くんは机に顔を伏せて笑っていた
赤 みっちり指導してやるから覚悟しとけよ
この時私はやっとこの間青峰くんが言っていたことを理解した
"じっくり追い込んでやる"
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女瑠 - part2お疲れ様です! part3がんばってください!! (2017年12月22日 2時) (レス) id: e055650e7e (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - 女瑠さん» また、頑張って更新していくのでどうか見捨てないでください!笑笑 (2017年12月19日 1時) (レス) id: 3c107f3e51 (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - 女瑠さん» コメントありがとうございます!!年末、忙しすぎて中々書けませんでした泣 (2017年12月19日 1時) (レス) id: 3c107f3e51 (このIDを非表示/違反報告)
女瑠 - キセキと桃井ちゃんにどんな過去が?! 更新がんばってください (2017年12月18日 3時) (レス) id: e055650e7e (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - こゆきさん» ありがとうございます!!精一杯頑張らせていただきます!! (2017年11月20日 19時) (レス) id: 3c107f3e51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりあ | 作成日時:2017年10月18日 12時