病死した私はあのｵﾔｺﾛの双子の妹になってました2

第27Q.相談 ページ8

紫「赤ちんと征ちんいる〜?」

ある日の昼休み
兄さんと2人でお弁当を食べようとした時
ムッ君が私達の教室に来た

紫「あ、丁度良いや。一緒にお昼食べていい?」
征「ああ、いいぞ」
貴「珍しいね、ムッ君がこっちに来るなんて」

そう、いつもならムッ君は学食でお昼を食べてる
それにムッ君のクラスはD組
私達A組の教室からは結構離れているが
今日は購買で買ったパンとお菓子を持ってきた

紫「んー…ちょっと2人に相談」
征「相談?」
貴「今日は珍しい事だらけだ。それで、相談って?」
紫「マコちんの事何だけど…」
征「真琴の事?」
貴「!」
紫「俺さ、本当はマコちんと仲直りしたいんだよね」

聞きましたか、皆さん
ムッ君の口から仲直りしたいという言葉が出ましたよ!!←

紫「でも、いざマコちんを前にすると悪口しか出ないし嫌がらせばっかしちゃうし…」
貴「後悔…してるんだね」
紫「うん…。最近『何で俺、マコちんの事嫌いなんだろう』って考えるようになってさ
考えれば考える程マコちんはいい姉ちゃんだし、むしろ俺の好きな部類に入る
何で…俺嫌いになったんだろう…」

マコちゃぁぁぁぁん!!
ムッ君仲直りしたいって!!マコちゃんの事好きだって!!

征「紫原、それは本心か?」
紫「勿論」
征「だったら真琴の事を抱きしめてやれ」
紫「え?」
貴「ムッ君、ここだけの話だけど
マコちゃんはムッ君が見てない所でいつも泣いてたんだよ」
紫「…!!」
貴「『どうしたら仲直り出来るんだろう』
『もうあの頃みたいに戻れないのかな』って」
紫「…」
貴「それにね、前に私が『どうして怒らないの?』って聞いたの
そしたらマコちゃんが『敦は何も悪くないのに怒れない。それに、怒ったら更に嫌われそうで怖い』って言ってた」
征「真琴はお前に嫌われる事を恐れているんだ。だから、抱きしめてやれ」
紫「わかった」

その後、タイミングを計ったかのようにチャイムが鳴り
ムッ君は教室へ戻っていった

貴「大丈夫かな…」
征「心配しなくても大丈夫だよ、あの2人なら」
貴「そうだね」

どうか、無事に2人が仲直り出来ますように

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