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◇2 ページ3

私は半年前、テレビで特集されていた
カジノ店『ブルーダイヤ』を見てから、
すっかりカジノの虜になってしまった
のだ





だが残念なことに私は16歳
未成年のため、店に入ることができない



だからこうして『ブルーダイヤ』の
ホームページを見たり、ゲームのルール
などを調べたりして、二十歳に備えて
いるのだ





「とか言っちゃって〜。ホントは
 オーナーのことが好きんなったから、
 カジノに興味持ったんでしょ〜?」


『まぁ、そうとも言うけど…。』





さっきから言っているオーナーという
のは、『ブルーダイヤ』の経営者、
カヴァン・パインフィールドのことだ



綺麗な黒髪をオールバックにし、耳に
ダイヤ型の金の枠にはめこまれた
サファイヤのピアスをつけている



真っ青な目は吸い込まれそうな程深く
落ち着いた色をしていて、時折見せる
あの微笑に何度心臓を射抜かれたことか





黒に白のラインが入ったスーツだって、
白いハットとマフラーだって、肩に
掛けているグレーのコートだって、
細身のサングラスだって、黒い革手袋
だって、似合う人は世界で唯一、彼しか
いないと私は思っている





「ひゃー、重症。」


『うるさい。』





そして、何と言っても代名詞は白と青
2色で作られたダイヤ柄のネクタイだ





『ブルーダイヤ』の名の通り、オーナー
は勿論、ディーラーや従業員全員
何かしらダイヤ柄のものを身に付けて
いる





例えばネクタイ、ピアス、服の一部分
などなど



色も様々で、赤だったり紫だったり、
青だがもう一色が黒だったり…
同じ色の組み合わせは無いんじゃないか
と思う





そんな彼に惚れている私の夢は、いつか
『ブルーダイヤ』に行ってゲームを
すること
それか『ブルーダイヤ』で働くことだ





「お前弱いから身ぐるみ剥がされそうで
 怖いわー。俺助けてやんないから。」


『誰が弱いってオーソン!?』


「お前だよA。何ならポーカー
 してやってもいいけど?」


『ああやってやるよこの野郎!今日こそ
 勝ってやる!』





カバンの中からトランプを取り出し、
きり始める私をちらりと見てオーソンは





「今日こそ勝ってやるの時点で、1回も
 勝ててないことが証明されたよな…。」





とぼやいていた

◇3→←◇1



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設定タグ:カラ松 , ギーク , オーナー   
作品ジャンル:アニメ
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新門アカツキ(プロフ) - 暇人さん» ありがとうございます!!全然更新できてなくてスミマセン...。近々更新しますので、待っていてくれると嬉しいです!!! (2018年9月19日 6時) (レス) id: d9194b6661 (このIDを非表示/違反報告)
暇人(プロフ) - 続きがきになるぅぅぅぅ最近見初めてどっぷりはまって一週間くらい待って今コメントしましたぁぁ!続きが気になりマッスル (2018年9月19日 3時) (レス) id: adf691658b (このIDを非表示/違反報告)
新門アカツキ(プロフ) - Aohaさん» ありがとうございます!!こちらも読んでくださるとは...!頑張って更新します!! (2018年5月23日 22時) (レス) id: d9194b6661 (このIDを非表示/違反報告)
Aoha - 続きがめっちゃ気になります!更新待っています! (2018年5月23日 22時) (レス) id: 99600ecbc7 (このIDを非表示/違反報告)
新門アカツキ(プロフ) - 響さん» 更新したぜ! (2018年5月18日 15時) (レス) id: d9194b6661 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:新門アカツキ | 作者ホームページ:http:/uranai.nosv.org/u.php/hp/yukanovel01/dia  
作成日時:2018年1月20日 1時

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