33＊そういえば ページ34
「ん〜、美味しい…！」
シュークリームを幸せそうに食べるA。口に粉砂糖がついてて、まるで小さい子供みたい。
「甘党なの？」
「甘いもの大好きだよ！天宮くんこそ、プリン美味しい？」
「美味しいよー当たり前でしょ。ここのが1番好きだもん！！」
いつもプリン食べてるから、ある日を境にあんくさんも、俺が来ると何も言わずにプリンを出してくるようになった。
「天宮くんってさ、なんか、すごく可愛いとこあるよね」
「えー、男子として、結構心外なんだけど…」
「あ、歌ってる時はかっこいい！」
「それは嬉しい…って、あ、A、そういえば」
「ん？」
歌、といえば。
大事なことを忘れていた。
「軽音部のゲストボーカルの話。
確か付き合ったら引き受けてくれるって、」
「………………あ…………」
Aも忘れていたみたいで、ふいっ、と目を逸らされてしまった。
「やっぱ、駄目かな…？」
俺がそう言うと、Aは迷った様子。
しばらくして、小さな声で返事が返ってきた。
「…………が、……なら、」
「え？」
「っ、その………あ、天宮くんが、教えてくれるなら！」
「ほんと？！」
恥ずかしそうに、でも確かにAは頷いて、了承してくれた。
一緒に歌える日が来るかも、なんて。
こんな嬉しいことはない、
どうしよう、なんだか運気を使いすぎてる、かもしれない。
「でも、自信ないから…そもそも、何にも知らないよ、バンドのことなんて」
「だいじょーぶ！俺が教える！！」
俺が得意げに言ってみせると、
「が、頑張ります」
それだけ言って、Aはもう一口、シュークリームをほおばった。
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イリカ(プロフ) - わ！楽しみにしてます！これからも頑張ってください！！ (2018年6月3日 15時) (
レス) id: 795815d954 (このIDを非表示/違反報告)
あきおと(プロフ) - イリカさん» そんなことないですよー！今はまだちょっと言えないんですが、本編の終わった直後にそのアイディアがちょうど入れられそうな番外編の構想があるので、楽しみにしていただけたらと思います…！多分月に憧れての方に入るので…！ (2018年6月3日 6時) (レス) id: 591088b3ea (このIDを非表示/違反報告)
イリカ(プロフ) - いえいえ、無理なお願いをしてしまい、本当に申し訳ないです。すみません！これからも楽しく拝読させていただきます！！ (2018年6月2日 23時) (レス) id: 795815d954 (このIDを非表示/違反報告)
あきおと(プロフ) - イリカさん» 本編に入れることは叶わなそうなので、それは申し訳ないです！> < (2018年6月2日 14時) (レス) id: 591088b3ea (このIDを非表示/違反報告)
あきおと(プロフ) - イリカさん» ありがとうございます…！リクエストすっっっごく嬉しいです！！実はお話の展開が最後まで固まってしまったところなので、最終回の後に更新する番外編で、そのアイディアでお話書かせてもらってもいいでしょうか…？！私もぜひぜひ書かせてほしいです、、！ (2018年6月2日 14時) (レス) id: 591088b3ea (このIDを非表示/違反報告)
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