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僕のやりたい事に、よく着いてきてくれた。
読書なんて全然しなくて、ずっとゲームしてばっかりで。
ゲームに誘ったら、嬉しそうに相手になってくれた。
映画を見る時、わざと彼の苦手なジャンルを選んでも、ちゃんと一緒に見てくれた。
...なんだろうね。
なんだかんだ言いながら、ちゃんと聞いてくれるのが、嬉しかったのかな。
ただ受け入れられるだけじゃ、ちょっとつまんなくて。
すんなり言う事聞かれるのは、ちょっと嫌で。
スマイルが僕を受け入れてくれてるのは、凄く嬉しいのに。
でもなんか、ちょっと違う気がして。
彼よりもスマイルの方が可愛げあるし、大人しいし、優しいし。
僕の事ちゃんと受け入れてくれるし。
彼は、僕のやる事をあんまり受け入れてくれなくて。
頭を撫でても嫌がって、抱きしめたら怒ったりして。
でも顔真っ赤にして怒るから、つい意地悪したくなって。
ゲームで負けたら勝つまでやるって言ったりして。
子供っぽい所も可愛かった。
僕を起こす時とかも叩いたりするし。
乱暴なのはやめて欲しかったな。
でもやっぱり、めんどくさい、とか言いながらも毎朝律儀に起こしに来てくれるのは嬉しかった。
僕がちょっと意地悪したら、直ぐに嫌がって。
でも、口だけの否定も多くて。
本当に嫌がってる時は止めてあげたけど。
嫌われたくなかったんだよね、凄く。
やだなぁ、僕。
まだ好きみたいじゃん。
そんな事無いのにさ。
その筈...なんだけどなぁ。
早く、忘れさせてくれないかなぁ。
早く、僕の頭から消えてよ。
ちょっとの事でさぁ、浮かんでくるんだよ。
今はもう、スマイルが好きなのに。
君が「仕方ねぇな」って、笑いながら言う顔とかさ、浮かぶんだよ。
君ならこう言ってくれたのになぁって、比べちゃうの。
スマイルとゲームをしても、あんまり上手く行かなくて。
君としてた時の方が、何倍も楽しかったんだよ。
ダメでしょ、こんなの。
だから、早く消えてよ。
ねぇ...。
...会いたく、なっちゃうじゃんか。
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この話、書きやすかったのはシャークんsideですけど、終わり方を気に入ってるのはbroooocksideなんですよね(隙自語)
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作者名：ローゼ | 作成日時：2019年5月26日 21時
