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「...きんとき君？」
きん「＿ごめん、やっぱり、付き合えないや。」
「っ、なんで？」
きん「俺、好きな人、いるんだよ。ごめん。」
「...そっか。いや、あんまり嬉しくなさそうだったから、そうかな、なんて思ってたんだけどね〜...。そっかぁ...。」
笑いながら、そんな事を言う瞳は、やっぱり悲しそうで、涙声で、気にしないで、なんて言ってくれる。
きん「ほんと、ごめんね。君が人気な理由、何となく分かった気がするよ。」
「はは...。ありがとう。彼女が無理なら、友達に、なってくれるかな？応援、するからさ。」
きん「うん。いいよ。」
「私を振ったんだから、絶対その恋、叶えてよね！」
きん「うん、頑張るw」
なか「あ、きんときやっと来たぁ！」
昇降口で俺を待ちながらスマホをいじっていたなかむが、スマホから目を離して俺を呼んだ。
やっぱり、その笑顔が好き。
なか「ほら、きんとき帰るよ！」
やっぱり、振り向くその仕草が好き。
なか「きんとき？」
俺を呼ぶ、その声が好き。
きん「なかむ、好き。」
なか「へ？」
きん「俺は、なかむが好き。」
なか「っ、不意打ちは、狡いでしょ...////
＿俺も、きんときが好き。」
初めて告白をされた日。
それは、初めての恋が実った日。
やっと実ったこの恋を、絶対に離さないと心に決めて、差し出された左手を、ギュッと、強く握った。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
今回はズッ友です！
良いですよねぇ....。
なんかズッ友は純愛書きやすいんですよ。
P.S.お星様に色が付きました！
評価して下さった6人の方々、
お気に入り登録して下さった、9人の方々、
ありがとうございます！！！
これからも頑張りますので、どうぞよろしくお願いします！
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作者名：ローゼ | 作成日時：2019年4月14日 22時
