白尾さん達の恋模様【BL】 (ページ49)

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今日も淡々と、過ぎていく日々で。
虎視眈々と頂点を目指している。
歌って、歌って。
そして寝て起きてまた笑って。
そんな意味の無い毎日を過ごして。
’’こんなんでいいのか’’って自問自答を繰り返す。
拷問かよって思うほど、理不尽な人生だ。
妄想の中では大スターだった。
幻想ばかりはいつも止まらなくて。
成功の像ばっか描いてるんだ。
失敗なんてありえないって、自信持って歩いてたんだ。
そんな、どこかで拾ってきたような、根拠なんて1つも見えないような、自信を片手に握って、今日も君の為に歌ってしまう。
君が、この歌が好きって言ってくれたから。
その言葉も、嘘だったのかもしれないけど。

ねぇ、聞いて、ねぇ、聞いて。

「やっぱり、君と俺は、上手くやっていけないや...。」

だって、だって、だって。
好きな気持ちの天秤は、傾いてるじゃんか。
相変わらず、君は俺を愛してくれてない。
むくんだほっぺをぷにってつまんだってさ、もう、前みたいに可愛いって思えないんだよ。

付き合って初めてデートしたあの日は同じ空を歩いて、歩いて。
緊張ばっかりで手は繋げなくて。
それでも幸せだった。

付き合って1年の記念日だったあの日、俺は、こっそり君の家に行ったんだよ。
あの日までは、知らなかった。

『んっ、ぁ...んぅ...』

部屋から聞こえた矯声は、紛れもない君のもので
息を殺して部屋を覗けば、その中にいるのは顔を蕩けさせた愛しい彼と、見覚えのある金髪だった。
そいつは、俺を見ると妖しく笑って、もう一度彼にキスをした。
君が俺以外とキスしてたのなんて、知らなかった。
愛されてる、って思ってたのに。

ねぇ、聞いて。
ねぇ、聞いて。
ねぇ...。

「...俺は、大好きだったのにさ...。」

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また曲パロです...w
そろそろネタが切れます...。
リクエストください...(小声)

まだお話のストックは残ってるので更新は続きますが、更新が止まったら察してください。