▽ ページ47
「！スマイル、」
「ん？」
「あ、いや...なんでもないわw」
「...あっそ。」
今日だってまた、そうやってさ。
俺に気づいて話しかけてくる癖に。
ちょっと嬉しそうに笑う癖に。
逃げなくたっていいだろ。
少しくらい隣にいてよ。
俺だってお前と同じく素直じゃないけどさ、それでもちゃんと好きだから。
「なぁきりやん。」
「んだよ。」
俺が話しかけた時、少し不機嫌そうに返すけど。
それでも少し頬が緩んでるの分かってんのかな。
そういう曖昧な表情が好きだよ。本当に。
「好き。」
「は？」
「だから、好きだって。」
たった一言伝えれば、これ以上無いくらいに赤くなって。
にやけそうな口元必死で隠してさ。
素直じゃない奴。でも好き。
「なぁ、告白したんだけど。返事は？」
「っ〜！...やっぱスマイル嫌い///」
「そうか...。残念。」
態とらしく残念がる振りをすれば、珍しく慌てる。
「ゃ、ぁの、えと...//」
「ん？何？」
「...好き...(ﾎﾞｿｯ)」
「聞こえない。何？」
そんな小さな声で言わないで。
ちゃんと聞こえるように言ってよ。
告白の返事くらい、ちゃんとさ。
「...嫌いだ...。」
...ほんと、素直じゃない奴。
自分で嫌いって言う度に傷ついて、悲しそうに顔歪めてさ。
少しくらい素直になったって、誰も責めたりしないのに。
「...好きな癖に。」
「っひゃぁ！？」
耳元で囁けば、可愛らしい声を出して反応する。
顔真っ赤にして睨んだって、何も怖くないけど。
「嫌いなの？」
「...好きだわ！バカ！アホ！きらい！」
「俺は愛してる。」
「分かってるよ。...ちゃんと好き...だし。」
＿やっと素直になった。
でも次は、’’愛してる’’が良いかな。
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やっとハッピーエンドな整地組書けましたw
素直になれないきりやんさんと、
きりやんを溺愛しているスマイルさんのお話。
スマイルさん左やっぱ難しいですね...。
話の内容的に左にしたんですけど...。
やっぱスマイルさんは右かな！
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作者名：ローゼ | 作成日時：2019年4月14日 22時
