53話 ページ7
後日
龍君奪還の作戦は成功したようだった。
勿論、私のおかげもあるよ?
コンコン
樋「雨宮幹部!失礼します!」
バン!
『うん、返事を聞いてから入ろうね、』
扉を壊れてないといいな、、
『で、どうしたの?』
樋口「ありがとうございました!」
樋口ちゃんは勢いよく頭を下げた。
『何が?』
樋「黒蜥蜴から聞きました、、その、、雨宮幹部が戦闘許可を出してくれたことや、黒蜥蜴のメンバーに、、」
『あ〜そのことか、
気にしないで、前から黒蜥蜴の樋口ちゃんへの対応は気になってたから』
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『こっちの世界は、実力主義だよ?樋口は実力で遊撃隊副隊長となった、仮にも君らの上司だ。』
立「でも、奪還の指令も出ずに動いたら」
『指示は来ない、君らもさっき樋口から聞いたでしょ?
今回は私が許可する。さっさと樋口に加勢しなさい。』
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樋「もし、雨宮幹部が黒蜥蜴に声をかけなければ、きっと今頃、芥川先輩も私も、、」
『私がしたかったから、そうしただけ。気にすることはないよ。』
樋「!、それでも、ありがとうございました」
律儀な子だなぁ
『あっ、そうだ、これ』
無花果のパイの入ったケーキボックスを渡す。
樋「え?!」
『龍君と一緒に食べていいよ』
樋「ありがとうございます!」
樋口ちゃんは帰ろうと扉に手を掛けようとした時、何かを思い出したように振り返った。
樋「あの、、」
顔を赤らめて俯いている、、
樋「Aさん、、と、呼ばせてもらってもいいですか、、」
なんだそんなことか、、
『好きに呼んでいいよ』
樋「じゃあ私のことは一葉と呼んでください!!」
樋口ちゃんは、笑顔になると、ケーキを大事そうに抱えるとるんるんで去っていった。
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数分後
楓「A様ぁ!!失礼します!!」
バン!
『うん、返事を聞いてから入ろうね、そしてノックをしようね』
デジャヴ、、扉を壊れてないといいな、
『で、どうしたの?』
楓「樋口まで!樋口まで!!!」
『うん。落ち着こうね?』
楓「(こんな時でも冷静なA様好き、、)って、そうじゃなぁぁぁぁい!!!」
『?』
楓「樋口まで惚れさせて、、私のことはもうどうでもいいんですか?!!」
『?、一葉がどうかしたの?』
楓「名前呼びぃぃぃぃ!!!!」
この後、Aの一葉呼びをきっかけに楓が暴走を続けたらしい
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akaringo(プロフ) - 真夜さん» コメントありがとうございます!!大好きな作品なんて光栄です!! (5月8日 0時) (レス) id: 4f382ebc4e (このIDを非表示/違反報告)
真夜 - 最後の『О, как я счастлив.』の意味を調べて一人で喜んでました。大好きな作品です。完結おめでとうごさいます。 (5月7日 18時) (レス) @page28 id: b9cec51391 (このIDを非表示/違反報告)
るみ(プロフ) - ああああああああああああ好きです好きです好きです好きです好きです!!!!!!!!!最高すぎます!!!!!主様ありがとう!!!!!!! (4月16日 18時) (レス) @page24 id: 0417e46c9c (このIDを非表示/違反報告)
akaringo(プロフ) - リムル=テンペストさん» コメントありがとうございます!こちらこそこの作品を読んでいただきありがとうございました!☺️ (4月13日 16時) (レス) id: 4f382ebc4e (このIDを非表示/違反報告)
リムル=テンペスト - 一気読みしました最高でした 書いていただき有難う御座いました (4月13日 16時) (レス) @page29 id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:akaringo | 作成日時:2023年10月22日 16時