ドス君との日常 2

73話 ページ27

Aが失踪したということは、ポートマフィア全体に知れ渡った。




立「失踪？！姐さんが？！(なぜこのタイミングで、)」

銀「(Aちゃん、、、)」

広「...」




ポートマフィア全体にどよめきが起こる、戸惑う者、非難する者、反応は様々だった。


だが、数日経つと、ポートマフィアは普段の調子を取り戻した。

失ったものばかりを引きずれる場所ではなかった。




柚原は中原の下につくことになった。

柚「中原さん、私が忠誠を誓ったのは」

中「あぁ、わかってる。Aだけだろ」


中「行くぞ」



中原達は探偵社のアジトへと向かう。














『良かった、、。』


そんな2人を誰かが見守っていた。






『ドス君、お待たせ』


「用は済みましたか？」


『うん、心配なさそうだった。』


Aは微笑んだ。かつての部下や友人を思い浮かべて、


「一瞬、帰ってしまうのかと心配になりましたよ」


『ふふっ、思ってないくせに、』


『だって、もう、私の居場所はドス君の隣だけだよ』


「そうでしたね」


『責任とってね』


ドストエフスキーは微笑んだ。やっと手に入った愛しいAを見て、




二人は地下を歩く。





『ドス君、、ずっと一緒にいてね、』


「はい」





暗闇が二人を包み込んだ。

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