61話 ページ15
中也side
森「Aくん、君はどうするべきだと思うかね?」
『やはり組合の人間をどう捕まえてはかせるのが1番だと思います。』
『異国の異能者が集まる組織と聞いているので、無闇に手を出すと、こちらが損を被る可能性もあります。ここは慎重にことを進め、確実に仕留めるのが良いと思います』
森「A君の言う通りだ、黒蜥蜴を動かそう」
『はい。』
森「中原くんは、A君のサポートに入ってくれたまえ」
中「御意」
バタン
『さーてと、ひと仕事しますか』
扉を閉めたAは背を伸ばしながら歩き出した。
中「おい、A俺は何すればいい?」
『ギルドの構成員、吐かせるための拷問』
Aは俺の方を見て、けろっとした笑顔で答える。
中「相変わらず容赦ねぇなぁ、」
『これでも、ポートマフィア幹部ですからねぇ』
Aはふざけた様にしみじみと言う名前の笑顔は、子供がいたずらをしようと企むような顔だった。
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中也side
『蛞蝓さんでしたよね?』
中「はぁ?!」
『違いましたか?』
『太宰さんからお話は伺っています。』
礼儀正しく俺に礼をすると、前回俺と太宰の任務の始末書を俺に渡してきた。
「彼奴!今回は彼奴の番だろうが?!」
2人の任務では交代で始末書を書いていたが、毎回太宰がサボる。
そろそろ、文句を言いに行ってやろうと思ったが、その小さな手に腕を引かれた。
『そんなこともあろうかと思う終わらせています。』
資料をめくると話の内容に合わないような可愛らしい字でしっかりとまとめられていた。
『太宰さんは、今回は蛞蝓さんの番だと言っていましたが、やっぱりあの人、サボってたんですね。』
中「これ、お前がやったのか」
ため息をつくソイツに、資料を指差しながら尋ねてみる。
『はい』
中「お前、名前は?」
『すいません、太宰さんに言われてるなって言われてます。』
中「あいつのことなんかほっとけ俺は中原中也、中也でいい、で、名前は?」
『雨宮Aです。太宰さんの補佐として働いています。』
補佐か、確か彼奴最近優秀な補佐ができたって言ってたな。
中「お前も彼奴にこき使われてるんだな、」
『まぁ、』
中「何かあったら言えよ、太宰は俺が殴ってやる」
『貴方も、苦労されているんですね、』
太「あー居た居たAー!ってゲッ蛞蝓、、」
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akaringo(プロフ) - 真夜さん» コメントありがとうございます!!大好きな作品なんて光栄です!! (5月8日 0時) (レス) id: 4f382ebc4e (このIDを非表示/違反報告)
真夜 - 最後の『О, как я счастлив.』の意味を調べて一人で喜んでました。大好きな作品です。完結おめでとうごさいます。 (5月7日 18時) (レス) @page28 id: b9cec51391 (このIDを非表示/違反報告)
るみ(プロフ) - ああああああああああああ好きです好きです好きです好きです好きです!!!!!!!!!最高すぎます!!!!!主様ありがとう!!!!!!! (4月16日 18時) (レス) @page24 id: 0417e46c9c (このIDを非表示/違反報告)
akaringo(プロフ) - リムル=テンペストさん» コメントありがとうございます!こちらこそこの作品を読んでいただきありがとうございました!☺️ (4月13日 16時) (レス) id: 4f382ebc4e (このIDを非表示/違反報告)
リムル=テンペスト - 一気読みしました最高でした 書いていただき有難う御座いました (4月13日 16時) (レス) @page29 id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:akaringo | 作成日時:2023年10月22日 16時