ドス君との日常 2

50話 ページ2

気がつくと朝になっていた。


洗面先に行くと、目がそれは、それは赤くなっていた。


取り敢えず、氷で冷やす。





『ドス君、、』


呟いてみても、優しく答えてくれる人はいない。




まるで、心にぽっかり穴が空いたような気分だ。



そろそろ時間なので、準備をする。







鏡花は裏切り者でも、姐さんのお気に入りだから、殺されることはないだろうな。



龍君はまた失敗か、、



支度を済ませる頃には目の赤みはだいぶ引いていた。



弱いところなんて見せちゃいけない。

じゃないと、いつかそれが弱みになる。


この世界で生きてくためには、。




ﾌﾟﾙﾙ ﾌﾟﾙﾙ



電話、？


画面を見ると映し出されたのは"楓"と言う文字。



『"おはよう楓、朝からどうしたの？"』



楓「"大変です！！！A様！！！"」


鼓膜破れそう。


『"どうかしたの？"』


楓「"芥川が"」



内容を聞くと酷いものだった。

龍くんはどうやら意識不明の状態らしい。


楓「"報告は以上です"」


思った以上に龍くんはボコボコにされたようだ。


このところうまくいかないことばかりだ、、





『"掃除屋を用意しといて"』


楓「、？分かりました。」





電話を切ったあと、ため息をこぼす。




全く、世話が焼けるよ。

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