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俺のご主人様 ページ12

治視点



その綺麗な瞳で蔑んでほしい。



一目見た時そう思った。



女子が憧れるであろう細くて綺麗な足で踏んでほしいし、綺麗な唇から罵倒の言葉も聞きたかった。




俺の綺麗で可愛いご主人様。



俺だけのご主人様やから。







校舎裏で知らん奴らに絡まれるAを見て怒りが込み上がる。



「なぁ、あんたご主人様って呼ばれてんやろ?」

「俺らにもやってくれよw」

『ちょっ、やめてくださいっ、』

「SMバーで働いてるって本当?」

「てか可愛い顔してんね、メアド教えてよ。」

『やめ、っ、』

治「おい、何してんねん」





低い声を出すと、彼らは最初驚いた顔をしたが、俺の顔を見ると嘲笑った。



「なんだ、宮治の方かよ」

「お前こんな女に組み敷かれてんの?ダサいわぁ」

「ご主人様〜って尻尾振るんやろ、キショ。」

『お、さむ。』



とたとたと足音を立ててこちらへと逃げてきたA。


良かった、襲われてはなかったらしい。



「あーあ、逃げられちゃった。」

「いーじゃん、俺らにもご主人様ってやつやってよ。」

治「……おれの、“俺の”ご主人様や。」



















『…っ、おさむっ!!“stay”!』






ご主人様の声で、ハッと意識が戻る。



汚い笑い声を出す奴らに、気がついたら拳が出ていた。頬を腫らしている者もいれば、鼻血を出している者もいた。


俺の殴る手が止まると、奴らは命拾いをしたかのように走って逃げて行った。







治「……ご、めんなさい。」

『……いいよ、助けてくれたじゃん。ありがとう。』



おそらく俺が殴っている間ずっと叫んで止めようとしていたのであろう、声が少しだけ掠れていた。



治「Aは、俺だけのご主人様やからな。」

『っ、うん。』

治「他の犬に手を出したら、許さんから。」


Aをぎゅっと抱きしめる。




俺の、俺だけのご主人様。

犬も歩けば、棒……拳に当た、る?→←おさむくんさむいよ



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七瀬七海(プロフ) - Yukiさん» コメントありがとうございます!これからもよろしくお願いします〜^ ^ (7時間前) (レス) id: ffedcbaada (このIDを非表示/違反報告)
七瀬七海(プロフ) - ゆらゆらさん» コメントありがとうございます!ギュンギュンしちゃってください笑 更新頑張りますね! (7時間前) (レス) id: ffedcbaada (このIDを非表示/違反報告)
七瀬七海(プロフ) - 黒尾ファンさん» コメントありがとうございます〜!更新頑張りますので楽しみにしててくださいね╰(*´︶`*)╯♡ (7時間前) (レス) id: ffedcbaada (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - 双子めっちゃかっこいい!! (5月14日 22時) (レス) @page13 id: 41c3f4cd59 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらゆら(プロフ) - 侑くんにギュンギュンする私は変態です。更新楽しみにしてます! (5月13日 1時) (レス) @page13 id: 7c8c9d06b2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:七瀬七海 | 作成日時:2024年4月19日 1時

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