番外編【HQ】 (ページ5)

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風邪ひくと甘えたくなるよね　（月島×夢主）ページ5

月島「ゲ、結構弱ってんじゃん」

『つ、つきしまくんがみえる。げんかく？』

月島「勝手に幻覚にしないでくれる？」

これ、学校から渡されたプリント。と、机の上に置く月島。どうやら幻覚じゃなかったらしい。

月島「インフルとかじゃないんでしょ？」

『うん、たぶん、お風呂上がりに裸でアイスたべたから。』

月島「何してんのさ。とりあえず、プリント渡したし僕帰るから。」

『まっ、まって月島くん！』

帰ろうとする月島の手を握る。

『寂しい、帰らないで』

月島「はぁ！？てか、手あっつい！」

熱何度あるの！？と体温計を持ってきてくれた。

起き上がって測ろうとするも、手がうまく動かない。

月島「もう、貸して。ほら、脇に挟んで、」

『んん』

月島「はぁ……39.6度。やばいね。」

『つきしまかえらないでぇ』

月島「はいはい、僕はいるよ。」

熱のせいで自分が何を言ってるのかがわからない。涙が出てくると月島のひんやりとした手が涙を拭う。

月島「なんか君、いつもより甘えん坊じゃない？」

『風邪ひくと、甘えたくなるじゃん』

月島「そうなの？」

『うん。』

だから、こうやって月島を抱きしめちゃうのもきっと風邪のせい。

月島「そんな可愛いことされても、僕は帰るからね。」

『いやだぁ、あともうちょっとだけいてぇ』

月島「はいはい、いい子いい子。」

『やだやだぁ』

力の入らない手を軽々と退かされてベッドへと寝かされる。

こうやって月島に甘えちゃうのは、きっと風邪のせいだから