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次の日、学校へ行くと、自分の顔を見るなり、クラスメイトや部活のみんなに心配された。


『大丈夫ですよ、すぐ冷やさなかったから腫れただけで、そんなにひどくはないですから。』

澤村「そういう問題じゃなくてなぁ」

菅原「今週、決勝も控えてるんだし、無理するなよ。」

山口「痛そう……」



みんなの心配とは裏腹に、俺の気分は明るかった。



俺に直接的な暴行を加えたことで、警察に、正式に被害届を提出できた。



母さんは謝っていたが、俺は平気だった。


これでしばらくは安心して家に帰れるだろう。






部活の練習終わり、携帯電話を見ると、木兎さんや赤葦さんからメールが届いていた。

どこから聞いたのか、青葉城西戦で俺が選手として出たことを、まるで今も仲間かのように祝ってくれた。






“俺らも来週春高行き決めるから、頑張れ!!”








『……うん』









そして、春高予選、決勝戦当日がやってきた。

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作者名:ましあ | 作成日時:2024年2月29日 19時

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