検索窓
今日:12 hit、昨日:79 hit、合計:109,903 hit

8.2 ページ39

まもなくして、準決勝が始まった。


烏養さんから話しかけられる。


烏養「次の青葉城西とは因縁の対決だ、前回インターハイ予選で烏野は負けている。勝つためだったら何だってする。A、出れるか?」

「……は、い。」


喉が張り付いて、うまく返事ができなかった。


本当は目を逸らしたかったが、烏養さんにまっすぐ見つめられて断れなかった。


勝つためだったら、そうだよな、勝つためだよな。



アップをしていると、青葉城西のボールが飛んできた。

……あの人が、主将の及川徹


及川「すみませ〜ん、って、君初めてみるね。」

『はは、最近入ってきたばっかの控え選手ですよ。』

及川「うーん?君!もしかしてシマの息子くん!?噂でちょっと聞いてたんだよね〜」


……この人、人の地雷踏むの上手いなぁ。わざとかな?


『今は、星宮ですよ。』

及川「ふむ……星くずちゃんさぁ!」

『……星くずちゃん?』

及川「挑むなら本気で来なよ、叩き潰してやるから」


爽やかな笑顔で威嚇してくる


『……』

及川「舐められた態度取られるとムカつくんだよね〜。膝が悪いとか控え選手がどうとか知らないけど、」


やる気がないならコート上に上がるな


“コートを制す”


まさにこの人のためにあるような言葉だな。





『……はい。ありがとうございます。』

及川「げ、何感謝してるの……」



おかげで少しすっきりした。


バレーボールが好きとか、嫌いとか、今はどうでもいい。


ただ、支えてくれた烏野の人たちや、戦う相手の青葉城西に失礼のないように、




誠心誠意で行こう。

8.3→←8.1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
100人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , HQ , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ましあ | 作成日時:2024年2月29日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。