元刀剣女士が審神者になる【刀剣乱舞】 (ページ45)

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42，『6人』で立ち向かうページ45

〜鶴丸国永 side 〜

改めて、俺達は6人で検非違使に立ち向かった。

敵は変わらず硬いが、さっきよりも戦いやすい。

Aが即座に敵の懐に入って、甲冑の間に攻撃することで、少しずつ敵の体力を削っているからだろう。

さっきはとても重かった刀も、普通に跳ね返すことが出来るし、俺の攻撃も効いている。

これなら、いける。

鶴「紅白に染まった俺を見たんだ…後は死んでもめでたいだろ。」

ｻﾞｼｭｯｻﾞｼｭｯ

鶴「よし、終わったか。」

俺は刀を納めて、伽羅坊のいる蔵に向かおうと歩きはじめた。

その時。

「…はっ、あぶない！！」

鶴「えっ。」

俺のすぐ目の前で、赤い組紐が揺れた。

ｻﾞｼｭｯ

ぽたっ、ぽたっ…

……な、なんだよ、これ、俺の血じゃ…

「ゔっ、…うわぁぁ！！」

ｻﾞｼｭｯ

…ﾊﾞﾀｯ

俺の目に写ったのは、

首を落とされた検非違使と、

血だらけになり倒れたAだった。

山「A！」

山姥切達が走ってくる。

その声で、我に返った。

鶴「A！おい、A！」

「つ、る？えへへ、…よかった、」

鶴「……！」

その笑った顔に、何かがよぎった。

燭「主！」

薬「これはひどい、とにかく早く戻るぞ！」

三「俺が運ぼう。鶴丸は大倶利伽羅をよろしく頼む。」

鶴「わかった…。」

山「戻ったらすぐに応急処置だ。早く北都さんに連絡を…」

桜吹雪に包まれ、俺達は本丸に帰還した。