元刀剣女士が審神者になる【刀剣乱舞】 (ページ44)

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41，桜吹雪ページ44

〜鶴丸国永 side 〜

「お待たせしました。鶴丸さん。」

桜吹雪の中から現れたのは、検非違使を食い止めているAの姿だった。

「ここはひとまず任せてください。大倶利伽羅をお願いします！」

鶴「わかった！」

俺はすぐに茂みの中へと入った。
そこには眠っている伽羅坊がいた。

破壊の再生後は、しばらく眠っているとAは言っていたから、無事再生できたのだろう。

鶴「伽羅坊…！」

伽羅坊を背負い、安全な場所を探した。

「あの蔵の中なら安全だと思います！早く！」

鶴「あぁ！」

蔵に向かって走った。

ｷﾝｯｼｭｯ

「遅い遅い。私はここだよ？」

ｻﾞｼｭｯ

な、なんだあいつ、本当に人間か？

あの身体能力、刀の扱いも俺達とさほど変わらない。

いや、機動だけで言ったら俺達以上だ。

燭「鶴さん！」

鶴「光坊！大丈夫なのか？」

燭「あぁ、主が軽く手入れしてくれてね、動けるようにはなったよ。」

鶴「え、あいつ今戦っているだろ。いつの間に。」

燭「主が戻ってきたときの桜吹雪、あれには僕達を回復する力もあるんだよ。鶴さんだって、少しは傷が癒えているだろう？」

そういえば、あんなにボロボロだったはずなのに、伽羅坊を抱えて走ることができた。

改めて刀身をみても、さっきより綺麗になっている。

これが、あいつの力…。

燭「とりあえず戦いに戻るよ、鶴さん。」

鶴「おう！」