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19,朝食の時間 ページ22

「…なんか、気持ち悪くなってきたな。」

嫌なの思い出しちゃった。


って、もう2時間たったの。

そろそろ朝ごはんの準備しようかな。

「よし、行くか。」

軽く着替えてから、厨へ向かった。



作り始めてしばらく経ち、大広間から人の声が聞こえてきた。

「この声、粟田口のみんなかな。」

呼んでもないのに来てくれたんだ。嬉しい。

あ、こんのすけの声もした。起きたのかな。


スッ


乱「主さーん、おはようございます!こんのすけが探してましたよ。」

「あ、おはよう乱。他のみんなもおはよう!」

「「おはようございます。」」

あ、返してくれた!まだまばらだけど、一歩前進かな。

こ「おはようございますA様!ずいぶん朝早かったですね。」

「朝ごはん作らないとだからね。こんのすけは油揚げでいい?」

こ「いいんですか!ありがとございます!」

こんのすけはそう言って、大広間へ戻っていった。

開けっ放しになった大広間への襖の向こう側から、また人の声が聞こえてくる。

昨日大広間には来てくれなかった人も、何人か来ているみたい。

嬉しさで頬を緩ませながら、調理を急いだ。



「どうぞ、召し上がれ!」

「「いただきます。」」

昨日顔を見れなかった兼さんや、加州、安定達も来てくれて、また少し賑やかになった。

私は、来てない人へ配ってこようかな。

山「おい。」

「ん?あ、山姥切さん。おはよう。」

山「お、おはよう。…どこ行くんだ。」

「ちょっと配りに。」

山「飯は。」

「あんまりお腹空いてなくて。後でおにぎり食べるから大丈夫だよ。」

山「…なら、俺もついていく。」

「え、でも、冷めちゃうよ。」

山「別に構わない。冷めても食えるだろ。」

「暖かいほうが美味しいよ?」

山「冷めてもうまっ………俺は別にいいんだ。ほら、行くなら早く行くぞ。」



……さっき、冷めてもうまいって言おうとしてなかった?

そんなに私のご飯気に入ってくれたんだ。

「…ありがと。」

山「なんか言ったか?」

「ううん。じゃあ行こっか。」




────────────────

乱の呼び方が、さん付けから呼び捨てになりましたが、主って認められたら、呼び方を変える予定です!

あだ名まではならないけど、今のところは呼び捨てにはなると思います!

20,ふたりでの朝食→←18,辛い日々の始まり



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片瀬(プロフ) - 更新楽しみにしてます☺️ (2023年4月16日 22時) (レス) @page3 id: fce4ac1cc7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あかり | 作成日時:2023年4月16日 9時

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