夜空。 Kei.I (ページ6)

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思ったより、仕事が早く終わった。

光『伊野尾ーこれからメシ行くけどお前はどうする？』

大貴『もちろん行くでしょいのちゃん』

『ごめん今日無理』

雄也『え？伊野尾くん行かないの？』

『今日彼女の誕生日だから』

大貴『うわ！出たな彼女持ち』

『だからごめーん笑』

雄也『いいなー笑』

光『Aちゃんによろしくな！』

『おっけー笑』

なんて、呑気に帰ってた。

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『ただいまー』

家の電気がついてない。

もしかして、寝てるのかなA

リビングに行って、電気をつけた

テーブルには豪華な料理が並んでいた、

でも、それに不似合いな1枚のメモが置いてあった。

慧くんへ

おかえりなさい、

お仕事お疲れ様です。

本当に慧くんは毎日お仕事頑張ってて

すごい!

いつも頑張ってる慧くんとっても素敵です。

最近はお仕事も増えてきて、

やっと慧くんの努力が報われて私はそれだけで幸せです。

これからもそのあなたの素敵なところで、ファンの皆さんを幸せにしてあげてね!

今まで本当に幸せでした、ありがとう。

大好きだよ、

さようなら。

追伸、鍵はポストの中に入ってます。

A

全く意味がわからなかった、どういうこと、

さようならって、なに

ドッキリとか、サプライズかと思った

でも、寝室にも、お風呂場にも、どこにも

彼女の姿も荷物もなかった。

でも、テーブルには豪華な料理、冷蔵庫には沢山作り置きしてあるおかずがあった。

こんな時でも、彼女の作ったご飯は美味しくて

優しい味がした。

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その後、しばらく立ち直れなくて

たしか、薮に怒られたっけ、

お前仕事の時に、気抜くなって

その後、喧嘩したっけな、

でも、話も聞いてくれて、

その後、このこと気にしてる暇もないくらい仕事が忙しくなっていて

それでなんとか気持ちに収拾がついた。