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確か出会いは高2の時、
通ってる予備校が一緒で、
今思うと、最初から俺は彼女のことが好きだった。


自習してる時に席がたまたま隣で、
俺が風邪ひいてて、咳止まんなくて


「よかったらこれ、どうぞ」


そう言って、アメをもらったのが初めてかな。


『あ、ありがとう、ございます』


通ってる学校こそ共学だったけど、女子とは話すの苦手だし、彼女はかわいいから俺はこんな感じに緊張してた。

あの時から、優しい笑顔は変わっていない。

今も、変わっていないのかな。



まぁ、それはさておき、

その後から結構席が隣になることが多くて、

確か

「伊野尾くんって言うんだね」

「珍しいね」


って、話しかけてくれた


そっから、本格的に仲良くなってきた。


彼女は文系、俺は理系。

得意科目も真逆だったけど、

何故か気があって、


最初は、杉野さん伊野尾くんって呼びあってたのに


Aちゃん、慧くんに変わってた。

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作者名:じゃむ | 作成日時:2019年12月1日 20時

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