45曲目 ページ10
Noside
二郎「姉さんは今交際してる人がいるんだ。
だからそこのホスト野郎も、ヨコハマのお前らもその他諸々姉さんは諦めろ。」
三郎がこんなことを言い始めるなんて。嘘でもAに男がいるなんて言わないであろう三郎が言い始めた時にはついにおかしくなった時だろう。
一郎と二郎はなにかを悟った三郎の顔を見てそう思う。
でも、このままにしておけば奴らはAを諦めて近付かなくなり、晴れて俺たちとAの平和な毎日が送れる…!!
と三郎と全く同じようなことを考える2人もまさに兄弟。と言ったところだろう。
そしてそれに食いつくのは一二三だけではない。
独歩「まぁ…でも彼氏の1人や2人くらいいるだろ…」
寂雷「そんな素振りはなかったんだけどね。」
一二三「絶対ウソっしょお…信じないよ俺は!!」
片膝をつきながら項垂れる一二三の背中を擦り慰める独歩と寂雷もまた、心の中にもやもやが募る。
ん…?一二三と先生は分かるけど、なんで俺がもやもやしてんだ…?
と今まで感じなかったざわつきに理解が出来ない独歩。
乱数「それほんとー?」
幻太郎「ふむ、真偽が定かではないですからね…。」
帝統「んなもんいたら俺らに構ってる暇ねぇだろ」
この3人はただ友人としての好意を持っていると思われるが、なにより一番タチが悪い。
じっくりとハイエナの様にその時を眺め、待っている。
一郎「いーや、最近は俺らにも構わないでそいつに構ってばっかだぞ?」
乱数「ふーん?ま、でも僕達posseはAのこと友達としてだーいすきだから別に諦めるとかないよねー?」
幻太郎「そうですね。小生も友人として、大事にしていますからね?」
帝統「(こいつら…ほんとタチ悪ぃな…。)」
銃兎「なるほど…それは可笑しいですねぇ。
先日の夜はそんな人はいないと言っていたんですが…。
まさか、嘘じゃあないでしょうね?」
理鶯「うむ。あの時小官もいたが男の匂いはしなかったぞ。」
左馬刻「それによぉ、あんな初心な反応しといてAに男なんてねぇだろ」
はっ。と一郎達を見て嘲笑う左馬刻と銃兎と、あまりよく分かっていない理鶯。
二郎「おい、姉ちゃんになにもしてねぇだろうな?」
初心な反応とは。
サイコパス二郎は瞬時に危険を察知し、食ってかかる。
左馬刻「あぁ?…あー……あん時は楽しかったな。
なぁ銃兎?」
銃兎「そうですねぇ。久しぶりにあんな楽しめましたよ。」
その瞬間、一気にその場の空気が冷えたのが分かった。
『ぶえっくしっ!…上着着よう…。』
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@がーな(プロフ) - 初めまして!めっちゃくちゃ面白くて、続きが待ち遠しいです!!これからも頑張れです!! (2022年3月21日 10時) (レス) id: ab96b69a73 (このIDを非表示/違反報告)
作者の者(プロフ) - もう…更新しないんだろうなぁ… (2021年8月29日 15時) (レス) id: 2694ed84e1 (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - 初めから読みました!!めっちゃ続きが気になります!!更新頑張ってください! (2021年1月24日 13時) (レス) id: 61644e4b7a (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆあ - とても面白いです!更新頑張ってください。 (2020年8月11日 23時) (レス) id: 40c0d023cb (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - はよはよ更新! (2019年9月25日 17時) (レス) id: d201cc0d11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽちねこ | 作成日時:2018年6月20日 20時