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毒島メイソン理鶯6/21 番外編 ページ4

理鶯と付き合ってる設定です


Aside

『理鶯さん!!』

理鶯「Aか、どうしたんだ?」


1時間程森の中を歩くと見慣れたキャンプが見えてくる。

キャンプの中にいる理鶯さんを呼べば、キョトンとした顔でこちらを見てくる。


…自分の誕生日だっていうのに覚えてないのか。

『どうしたんだ?…じゃないですよ!
今日は理鶯さんの誕生日ですよ?お祝いしに来たんです』

理鶯「…言われてみれば今日は小官の誕生日だったな」


理鶯さんはあまり自分の事に興味が無いのか誕生日とか、そうゆうのは全然気にしない人だから事前に銃兎さんに聞いといてよかった…。

ふむ。と手を口に持っていき頷く理鶯さんに、今日のご飯は私が作ります!と一言言ってキッチンをかりる。


そう、わざわざ自分の苦手な虫が多い夜の森に来たのはいつも美味しい料理を作ってくれる理鶯さんの代わりにプレゼントとして今日は私が手料理を振る舞うため。


まぁ、正直に言うと理鶯さんへのプレゼント考えたら手料理か活きのいいネズミかなんか狩るかの2択しか思い浮かばなかったからなんだけどね!!


理鶯「大丈夫か?なにか小官も手を貸せるような事があれば…」

『いいの!もー、理鶯さんは座ってて!』

理鶯「…承知した」


トコトコと後ろをついて回ってこう言ってくるのを咎めるとしゅんっと寂しそうな顔をして小さなソファーに掛ける。

…可愛い。なんか上手く言えないけど理鶯さんが可愛い。
こうゆう顔に弱い私は結局いつも折れてしまう。


『…後ろで見てるだけならいいですよ』


理鶯「っ!分かった」


やめて。そんな嬉しそうな顔しながら後ろついてこないで…。
身体はかなり大きいのに表情はかなり嬉しそうで癒し効果がある。


時々美味しそうだな。とか言ってくれるのを聞くと私も気分が良くなる。


『ふふ、こうしてるとなんだか同棲してるみたいですね』


振り向いて理鶯さんにそう言うと、いきなり後ろから腰に手が回ってきてぎゅうっと抱きつかれる。



理鶯「小官は、それでもいい。」


『そう言って頂けて嬉しいんですけどね…弟が私を待ってくれてるので、
弟が独り立ちするまで待っててくれますか?』


理鶯「…そんな事を聞くなんて、Aは狡いな。」


『っていうか料理しにくい!!』

理鶯「顔は嫌がってないように見えるが?」

『ふ、ふはっあはは!待って!擽ったいって〜!』


肩にぐりぐりと顔を埋めてきて、擽ったくて身を捩る。


けど、そんな理鶯さんの行動が私の心を射抜いてきて更に好きになるのが事実なのだ。

*→←42曲目



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@がーな(プロフ) - 初めまして!めっちゃくちゃ面白くて、続きが待ち遠しいです!!これからも頑張れです!! (2022年3月21日 10時) (レス) id: ab96b69a73 (このIDを非表示/違反報告)
作者の者(プロフ) - もう…更新しないんだろうなぁ… (2021年8月29日 15時) (レス) id: 2694ed84e1 (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - 初めから読みました!!めっちゃ続きが気になります!!更新頑張ってください! (2021年1月24日 13時) (レス) id: 61644e4b7a (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆあ - とても面白いです!更新頑張ってください。 (2020年8月11日 23時) (レス) id: 40c0d023cb (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - はよはよ更新! (2019年9月25日 17時) (レス) id: d201cc0d11 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽちねこ | 作成日時:2018年6月20日 20時

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