48曲目 ページ17
Aside
一郎｢帰ったぞー｣
二郎、三郎｢｢ただいま！！｣｣
『うぐっ…お、おかえり…そして苦しい…』
出迎えると二人一緒に突進してきて、倒れそうになるのを一郎が腕を引っ張ってくれ体勢を整える。
『一郎！ケーキは！？』
一郎｢ったく、あるからそんな慌てんな｣
目を輝かせながらそういうとクシャッと頭を撫でられる。
そのまま一郎の背中にしがみつきながらついて行く。
一郎｢コアラかよ…｣
『え、一郎お母さんってことじゃん？私子供？
まま〜あたちケーキが食べたいでちゅ〜ばぶーみたいな？』
一郎｢もう1回さっきのまま〜から言ってくれ｣
『え、こわっ……』
ケラケラと冗談で言ってみれば真顔で片手に録音機を持つ一郎にいつからこんなにうちの弟はサイコパスになったんだろう…と頭を抱える。
一郎｢ほら、早く｣
『いいからその録音機をしまいなさい！！』
なんで録音機なんか持ってるの！？撮るにしろ普通は携帯の機能じゃないの！？
べシっと録音機を持つ手を叩くと何故か幸せそうに私に叩かれたところを擦りながら録音機をポケットに仕舞う。
…もしかして、一番うちでサイコパスなのは一郎なのか。
『はぁ…、流石に私だって録音はしないよ…』
二郎｢俺も録音機持ってるよ姉ちゃん！｣
『いやそんな情報凄く聞きたくなかった！！！』
耳を塞ぐ私の肩をとんとんと叩く可愛い笑顔の三郎。
三郎｢ふふん、二郎まだまだだな！僕は姉さんをしっかり撮れるように一眼レフありますよ！
ほら見てくださいこれ凄く上手に撮れたんですよ！｣
『待ったそれいつ撮った？あと張り合うとこじゃないから…！！』
三郎｢最近は…一昨日姉さんがソファーでうたた寝してる時…ですかね？｣
『ひぇ…、一昨日……』
知らなかったよ私が一眼レフで盗撮されていたなんて。
なんて完成度の高い盗撮。
そうこうしてる間に一郎がケーキと飲み物を机な用意してくれていて、私はとりあえずこの事を忘れる為に一気に食べる。
二郎｢はっ｣
『ん？どうした？』
急に食べていた手を止めこっちに向かってくる二郎。
二郎｢ね、姉ちゃん！この前の大雨の時、ヨコハマの奴らになんもされてないよね！？｣
落ち着け私。バレるな私。
バレたらアイツら殺して私も殺して俺も死ぬ状態になる。
『普通に泊めてもらっただけだよ？』
二郎｢ほんと？｣
『…ほんと』
二郎｢……なら良かったよ！姉ちゃんは俺と結婚するんだよな！｣
『…そーそー……』
諦めよう。バレるよりかこのままでいい。
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@がーな(プロフ) - 初めまして！めっちゃくちゃ面白くて、続きが待ち遠しいです！！これからも頑張れです！！ (2022年3月21日 10時) (
レス) id: ab96b69a73 (このIDを非表示/違反報告)
作者の者(プロフ) - もう…更新しないんだろうなぁ… (2021年8月29日 15時) (レス) id: 2694ed84e1 (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - 初めから読みました！！めっちゃ続きが気になります！！更新頑張ってください！ (2021年1月24日 13時) (レス) id: 61644e4b7a (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆあ - とても面白いです！更新頑張ってください。 (2020年8月11日 23時) (レス) id: 40c0d023cb (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - はよはよ更新！ (2019年9月25日 17時) (レス) id: d201cc0d11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽちねこ | 作成日時：2018年6月20日 20時
