伊弉冉一二三6/22 番外編 ページ13
大遅刻!!!
付き合ってる設定です。
Aside
今日は金曜日。皆がなんちゃらフライデーとか言って早く退勤するらしいが私にそんなの関係ない。
そう。今日が一二三くんの誕生日でも会社は定時で帰らせてくれない。
『あー…会社と上司爆発しないかな』
書類整理をする為、1人で倉庫で作業していて息をするかのように出た言葉。
クソハゲ上司は頭だけ爆発してんじゃねぇよってな。
体も吹っ飛んでしまえばよかったのに。
ちらっとさっき一二三くんに送ったメッセージを見ると、返信が来ていた。
A一二三くん…今日間に合いそうにないや……
一二三くんマジ!?んもー、独歩と一緒に会社辞めなよ!Aちゃんは俺っちが養うよ??
俺っちも深夜シフト入っちゃった…、明日の夜からお祝いパーティーしよっか!
…本気で養う気だこの感じは。
私と独歩さんの1ヶ月分の給料足しても一二三くんの1ヶ月の給料には到底及ばない。
っていうか1日にも及ばない気がする。
『あー…暗いこと考えんのやめよ。』
A弟も皆養ってくれるんだったらいつでも嫁ぐよ。
分かった、明日の夜ね。
そう返信して書類整理を再開する。
そういえば独歩さんはどうするんだろう。
さっき聞いた時は、会えたら会って祝うけど今日は無理だから次会った時に言っとく。となんとも雑な返事が返ってきた。
けど、それが幼馴染で培ったものなんだろうなぁ…。
今日は定時に終わって、そのまま一二三くんの家に行って楽しく誕生日会するつもりだったのに、全部台無しだ。
『私が悪いの…?定時で帰れないのも、クソハゲ上司が怒るのも私のせい…?』
ダメだ。独歩さんになる。
独歩さんになる前に気持ちを入れ替えて頬を軽く叩く。
明日の夜会えるんだし!お酒と、プレゼントと、それから……。
っていうか、そういえば私一二三くんの家の合鍵貰ったんだよね。
そこで私の悪戯心が芽生え、一二三くんは明日の早朝に帰ってくるんだし、もう今日の夜から一二三くんの家に勝手に上がらせてもらおう。と考える。
書類整理も忘れてうんうんと頷きながら計画を立てる私はかなり幼稚な事くらい理解してる。
だけど、恋人の驚いて喜ぶ姿を想像したらやらない訳にはいかないでしょ!!!
そうとなったら直ぐに帰ろう。
クソハゲ上司に文句を言われる前に書類倉庫を出て、さっきまで重かったのに今では軽い足取りで戻っていった。
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@がーな(プロフ) - 初めまして!めっちゃくちゃ面白くて、続きが待ち遠しいです!!これからも頑張れです!! (2022年3月21日 10時) (レス) id: ab96b69a73 (このIDを非表示/違反報告)
作者の者(プロフ) - もう…更新しないんだろうなぁ… (2021年8月29日 15時) (レス) id: 2694ed84e1 (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - 初めから読みました!!めっちゃ続きが気になります!!更新頑張ってください! (2021年1月24日 13時) (レス) id: 61644e4b7a (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆあ - とても面白いです!更新頑張ってください。 (2020年8月11日 23時) (レス) id: 40c0d023cb (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - はよはよ更新! (2019年9月25日 17時) (レス) id: d201cc0d11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽちねこ | 作成日時:2018年6月20日 20時