〈39〉 ページ39
side BLACK
だから言いたくなかったのに。
結局心配かけて、何やってんだろ。
｢あー、ちょっとね。同じ夢見るんだ｣
で、聞いて欲しいんだろ北斗。
俺、友達いないからさ。
自分かコイツらか、しかないわけ。
｢どんな？｣
単刀直入に聞いてくるある意味デリカシーのないこーちも。こーちらしいんだけど。
｢…うーん、具体的にどんなって言われたら困る。
なんにもない真っ暗なところにただ1人で立ってて、…はぁ、
ただならぬ不安感と恐怖感に耐えて耐えて耐えて、
限界になった時、目が覚めるんだ。｣
俺は何度も何度も、SixTONESのメンバーを呼ぶんだ。
助けてくれって。
イヤだ！置いてかないでよ！って、晴人が死ぬシーンのしおりちゃんみたいに。
｢それで皆居るか聞いたの？笑
可愛いね、北斗〜 AHAHA｣
ゲラゲラ笑ってるジェシーだったけど。
皆もつられて笑ってたんだけど。
｢北斗。おい、北斗。
どうしたの、どこが辛いの？北斗！！｣
慎太郎が添えてくれた手を振り払って、右腕は目元のままに、俺は自分の体を抱えた。
ガタガタ震えて、酷い寒気がする。
目なんて開けてらんないし、なんだよ、止まれよ。
｢っ、んぁ、…はぁ、さ…ぃ｣
寒いって伝えたかったんだけど、歯がガクガクしてて、言葉にできない。
｢寒いの？｣
｢ん、｣
もはや誰に聞かれたか判別できない。
じんわりと、額に汗が流れるのが自分でも分かる。
横になってるのに、どこかに落ちていくようなサーッて血の気の下がる感覚。
｢お、落ちるっ、んぁ、｣
｢えっ！？大丈夫大丈夫。北斗、落ち着いて｣
転がり落ちそうな視界で、思わずソファーの背もたれを掴む。
少し乱暴に北斗？北斗！って呼び掛けるみんなの声がする。
｢北斗、平気だよ。
ソファー大きいから落っこちたりしないって。
ちょっと寝ちゃお。まだ時間あるからね。
みんなどこにも行かないでここにいるから｣
｢っ、…きょ、もと｣
｢え、うん、そう。俺｣
その声を聞くと、
保っていた意識を手放した。
_______________________________________
｢怖い夢見て�牾А△い襦��瓩辰董∨姪佑瓩辰舛祺聴Δ�ったな(笑)
普段絶対そんなこと言わないし、1人で平気なのに(笑)｣
｢うっさいわ、慎太郎｣
突っ込みながらも不味いことになったな、と内心焦りが強い。
あれは異常だ。
原因は分からないけど、多分、そう。
今日、医者に行こう。
まずは楽しまなきゃな。
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あーちゃん(プロフ) - あぴさん» ありがとうございます！大変嬉しいお言葉ですが、もう既に消してしまってまして...ごめんなさい！その代わりこちらの更新は頑張りますので、よろしくお願いします！ (2019年7月8日 23時) (
レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
あぴ(プロフ) - 更新、楽しみにしています！他アカウントで書かれている小説も気になるのですがどこから見れますでしょうか？ (2019年7月8日 19時) (レス) id: 26199fe34b (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 紡ぎ糸さん» ありがとうございます。中々辛いシーンが続きますが、どうぞお付き合いよろしくお願いします！ (2019年7月2日 22時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
紡ぎ糸 - 凄く、この続きが気になります！あーちゃんさんのペースでいいので、これからも、頑張ってください。応援してます！ (2019年7月2日 19時) (レス) id: f3cd696ec9 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - れく@ きょもほく同盟@まお大好き?さん» ありがとうございます(><)できる範囲でぼちぼちやって行きますのでどうぞお付き合いよろしくお願いします！ (2019年7月1日 13時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちゃん
| 作成日時：2019年6月30日 21時
