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side PINK
｢それって…大丈夫なんですか…｣
お父さんが震えた声を出す。
｢治療法としては赤血球の輸血を定期的に行います。
今、週に一度は来て頂くようお願いしてますが、｣
チラッと北斗を見る先生。
｢前回、来て頂いたのは、約3週前ですね｣
｢はっ！？
月一で通えば大丈夫って言ってたじゃん！｣
俺は思わず叫んだ。
｢え、いや、その。
当時は、それで良かったんだよっ、
んで、こないだ病院来たら週一で…
って話だったけ？｣
なんて、とぼけた顔で言うから、
｢ふざけんなよ、マジでっ、｣
｢っ。ごめんって…｣
俺から視線を逸らしてバツの悪そうな顔をする。
｢いつから…？
いつから、隠してたの？｣
泣きながら北斗と俺を交互に見るお母さん。
｢いや、えっと…
6月末ぐらい？
ドラマのクランクアップ後に、風邪…引いて。
んで貧血気味だったから、病院行って…
んで詳しい検査に来てくださいって言われて、
でも、風邪は治ったし、その時は……うん。
で、7月の10日過ぎぐらいだったかな。
東海ウォーカーの撮影してたら、ちょーっとね、クラッとね。きちゃって｣
明るいは明るい声色だけど、段々小さくなる北斗の声。
｢で、じゃないよね？何その空白の時間。
先生の言う事聞かないで、病院行かなかったってこと？｣
早口にお母さんが問い詰める。
｢ちょ、丁度、ね。それまでオフが無くて｣
その言葉に俺が突っ込もうとしたら、
｢この期に及んで嘘つくなよ。｣
お父さんが入ってくる。
俺と全く同じツッコミだ。
｢…んぅー、そうだよっ。
行かなかったよ！
体が悪いのなんて俺が1番知ってんだからっ｣
北斗は、あの日のように、両手で顔を隠した。
｢……でも、その日は限界で、どうやって撮影してたのか、どうやって病院に連れてってもらったのか…正直、分からない。
そのまま、ベッドの上で目が覚めたら次の日だった。
いつの間にかされてた検査結果を1人で聞いて怖くなった。
…ホントは家族呼べって言われたし、病院に連れてきてくれたマネージャーさんにもご家族に連絡しますなんて言われたけど、
けど、…早く帰りたかったんだ。
その日は夜にｽﾄﾗｼﾞの収録が、あって…｣
微かに残る記憶を辿る。
あの日の北斗はやたら明るかったかもしれない。
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あーちゃん(プロフ) - あぴさん» ありがとうございます！大変嬉しいお言葉ですが、もう既に消してしまってまして...ごめんなさい！その代わりこちらの更新は頑張りますので、よろしくお願いします！ (2019年7月8日 23時) (
レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
あぴ(プロフ) - 更新、楽しみにしています！他アカウントで書かれている小説も気になるのですがどこから見れますでしょうか？ (2019年7月8日 19時) (レス) id: 26199fe34b (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 紡ぎ糸さん» ありがとうございます。中々辛いシーンが続きますが、どうぞお付き合いよろしくお願いします！ (2019年7月2日 22時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
紡ぎ糸 - 凄く、この続きが気になります！あーちゃんさんのペースでいいので、これからも、頑張ってください。応援してます！ (2019年7月2日 19時) (レス) id: f3cd696ec9 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - れく@ きょもほく同盟@まお大好き?さん» ありがとうございます(><)できる範囲でぼちぼちやって行きますのでどうぞお付き合いよろしくお願いします！ (2019年7月1日 13時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちゃん
| 作成日時：2019年6月30日 21時
