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#18 ページ14

静寂の中、立原は俺を疑心暗鬼な眼で俺を見つめていた

「…………」

何も答えることが出来なかった

「…君の思う事も無理は無い」

首領は俺の肩を優しく叩き、そんな事優しく言ってくれた

其処で、広津の爺さんの受信機から部下からの連絡が来た

『ほ…報告!!現在『笑いのピエロ』勢いを止めず、このまま牢屋へ進んでいます!
構成員は殆ど動けません!!軽傷の筈ですが、如何も可笑しいのです!
援軍をお願いします!このままじゃあ持ちません!!』

其処で通信は切れた

「どうやら、彼女は牢屋に居る偽物のピエロを始末する心算だ
皆、迷っている時間は無いよ

逆転の時間だ」

「………」

静寂が走る中、俺の携帯電話の電子音が鳴った

「…青鯖から?」

電話の相手はあの、

『はぁ〜い中也〜
元気〜〜〜〜??』

此処には似合わない程陽気な太宰だった

「…如何した太宰
今は手前の話なんて聞いてる暇n」

『Aちゃん、其処に来てるでしょ?』

「!?」

この場に居る一同驚いた

「真逆、手前が送り込んだのか!?」

『そんな訳無いじゃん
馬鹿じゃないの?あ、君は最初からそうか』

「茶化すんじゃねぇ」

太宰にそう言うと、数秒静かになり、喋った

『ねぇ
Aちゃんを止める方法があるのだけど、聞きたい?』

「!?
おい!其れ、如何いう事だ!?教えろ!!」

俺は携帯にそう怒鳴ると太宰が『五月蠅ーい』と答える

『森さん、
思わない?異能無しの女が、真逆此処までの戦力を持っていたなんて
さぞ欲しかろうね』

「…そうだね
でも、彼女がそんな事今聞くわけが無いじゃないか」

『だから、止めるんだよ


今ね、此処にAAを確実に止める『鍵』がある』

「本当か!?
おい!持って来い!!」

『分かってるよーもう
直ぐに行くよ、絶対に彼女を殺さない様にね』

其処で通話は終わった

「………首領

Aの始末は、俺にやらせて下さい!!」

俺は自分の携帯を握り、首領にそう聞いた

首領は最初驚いた顔をして、そして微笑んだ

「そうかい、分かったよ
行ってらっしゃい、待ってるよ」

俺は帽子を改めて深く被り、牢屋へと走った

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 中原中也 , 織田作之助   
作品ジャンル:恋愛
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あざみの歌(プロフ) - 黒九尾さん» わああああ!ありがとうございます!!! (2018年7月1日 21時) (レス) id: fd515bdfdf (このIDを非表示/違反報告)
黒九尾 - 更新頑張ってください!楽しみに待ってます! (2018年7月1日 9時) (レス) id: 3d24de6556 (このIDを非表示/違反報告)
あざみの歌(プロフ) - はらさん» すみません、ありがとうございます(´・ω・`) (2018年5月21日 16時) (レス) id: f9a19d9866 (このIDを非表示/違反報告)
はら - 沢山作品を作ってらっしゃるのだから更新前にちゃんと確認されて下さいね (2018年5月21日 16時) (レス) id: 90ecdece34 (このIDを非表示/違反報告)
あざみの歌(プロフ) - はらさん» あ、すみません!ありがとうございます! (2018年5月21日 16時) (レス) id: f9a19d9866 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あざみの歌 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年5月21日 16時

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